フランクフルト、敵地で引き分け
ポルトとのEL決勝T1回戦 乾はベンチ外
ポルト 2-2 フランクフルト
欧州リーグ(EL)は2月20日、決勝トーナメント1回戦第1戦が各地で行われ、日本代表MFが所属するアイントラハト・フランクフルトは敵地でポルト(ポルトガル)と2-2で引き分け、27日の第2戦へ向け有利な立場となった。乾はベンチ入りしなかった。
前半はポルトガルの名門ポルトに対し、フランクフルトが押される展開となる。26分にはMFローデがスピードに乗ったドリブルでペナルティエリア内へ入って行くが、シュートは相手GKの正面。これが前半におけるフランクフルトの唯一のチャンスとなった一方で、逆にポルトは18分にFWマルティネスがゴール前から強烈なシュート、さらに33分にもマルティネスが右ポストをかすめる惜しいシュートを放ち、ゴールに迫る。均衡が破れたのは44分。左サイドでボールを奪ったポルトのFWリカルドがドリブルで切れ込み、右ポスト内側に当たってゴールに吸い込まれる強烈なミドルシュートを決めた。
後半は1点を追うフランクフルトが攻勢を強めるが、やはり質の高いチャンスを作ったのはポルト。68分にはFKからDFマイコンの折り返しに、FWバレラが滑り込んで追加点を奪う。しかし2点差で万事休すかと思われたフランクフルトがここから怒涛の反撃を見せ、72分に相手DFのクリアミスをFWホセルがダイレクトで蹴り込み1点差とすると、その5分後にはCKから相手DFのオウンゴールで同点に追いつく。これが最後のゴールとなり、敵地で2-2で引き分けたフランクフルトは16強入りへ向け大きく前進した。