内田のシャルケ、本拠に酒井宏のハノーファー迎える

ブンデスリーガ第20節最終日は2月9日、各地で2試合が行われる。シャルケハノーファーの一戦では対の日本代表SB対決が実現濃厚。日本代表DFのシュトゥットガルトは本拠でアウクスブルクと対戦する。

シャルケ 対 ハノーファー


後半戦連勝スタートを飾った5チームに入るクラブ同士の直接対決となる。ホームのシャルケは今シーズン序盤の低迷期を乗り越え、ケラー監督のもとまとまりのあるチームを作り上げてきている。負傷により長期離脱していたエースFWフンテラーも前節で復帰し、いきなりゴールを決める活躍でチームの連勝を後押し。この勝利で今季初めて、来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できる4強入りを果たした。本拠4連勝のチームにとっては、2試合連続で慣れたフェルティンズ・アレーナで戦えることもアドバンテージとなる。

ケラー監督は「冬季リーグ中断期間にチーム力は上がった。好スタートにも気を緩めることなくやっていく」と、あくまでも冷静だ。今節の相手は、約1年前に指揮官デビューを飾り、打ち合いの末に5-4で下したハノーファー。今回は「それほど神経をすり減らさない試合」を望んでいるというが、両者の対戦が0-0で終わったことは過去一度もない。この試合でも激しい攻防戦が予想される。前節は累積によって出場停止となった内田は、今節での先発復帰は堅い。今週木曜の練習中に筋肉を痛めたDFヘーベデスおよびコラジナッチは、出場には問題ないと見られている。5日の練習で足首をけがしたMFファルファンも同様に、すでに先発に支障はない状態だ。

冬季リーグ中断期間にコルクト新監督を迎えたハノーファーは、後半開幕戦でウォルフスブルク、前節ではメンヘングラートバッハといずれも上位のチームを3-1で破った。後半戦順位では3位につけるなど好調で、ここ2試合で6得点と攻撃陣のクオリティーの高さは折り紙つきだ。前半戦中盤以降はブレーキがかかった印象があるが、ここからの巻き返しで虎視眈々と上位進出を狙う。

今冬の補強はFWルドネフスと右SBライトラルの2選手にとどまったが、ルドネフスは初先発の後半開幕節そして前節と2試合連続ゴール。ライトラルも第19節で警告累積のため出場停止となった酒井の代役をしっかりと務め、チームに貢献している。酒井にとってはポジションをここで勝ち取れるかの正念場だ。ここまでチームの攻撃を支えてきたFWジュフと新加入ルドネフスによる2トップは、今週の練習で軽いけがを負ったものの、シャルケ戦への影響はないことが明らかになっている。今季アウェーでは第18節ウォルフスブルク戦の1勝のみだが、負のスパイラルを抜け出したことを証明するためにもシャルケに勝ち切りたい。


シュトゥットガルト 対 アウクスブルク


ここ7戦で6敗を喫しているシュトゥットガルトは、現在4連敗中と絶不調だ。特にことしに入ってからの3試合は、1-0で先制しながらもリードを守りきれず、2-1での逆転負けというパターンが続いている。後半開幕時は10位につけていたが、前節終了時点で13位に転落し、直接降格となる17位との勝ち点差はわずか3という危機に陥った。失点の多さはリーグ3位の37、その一方で得点32は7位と、問題を抱えるのは守備力であることは明らかだ。

今節対戦するアウクスブルクには前半戦、1-2で敗れ、直後にシュトゥットガルトは監督交代に踏み切ったという背景がある。これまでの直接対決では3勝2敗で勝ち越してはいるものの、ブンデスリーガではクラブ史上初めてアウクスブルクより下の順位に甘んじている状況にあり、このダービーを制して上昇の足がかりにしたい。

今シーズン限りでの退団が決まっているMFトラオレは、元アウクスブルク。前回の本拠での同カードでは、1得点1アシストで2-1の勝利に大きく貢献した。この試合でも活躍に期待がかかる。負傷離脱している主将のMFゲントナーは今節も欠場濃厚で、これまでと同じくMFケディラが代役を務めると思われる。第17節バイエルン戦で腰を痛め途中交代となった酒井は、前節レーバークーゼン戦でも低調なパフォーマンスとなったが、先発が予想されるこの試合で評価を覆したいところだ。

対するアウクスブルクは、最終節まで残留争いを演じた昨シーズンとは一転、今季は前半戦終盤から徐々に調子を上げ、アウェーでは現在4戦無敗だ。シュトゥットガルトにとっては手強い相手であることは間違いない。今季7得点のMFハーン、6得点のFWアルティントップを守備陣が止められるかが、シュトゥットガルトにとっては勝利への鍵となる。