前半戦第2節では2-2で引き分けた清武(左)のニュルンベルクと細貝のヘルタ。今節ではそれぞれ連勝、連敗をかけて戦う
前半戦第2節では2-2で引き分けた清武(左)のニュルンベルクと細貝のヘルタ。今節ではそれぞれ連勝、連敗をかけて戦う

連勝目指すニュルンベルク

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第19節は連敗避けたいヘルタと対戦

ヘルタ・ベルリン 対 ニュルンベルク

ブンデスリーガ第19節最終日は2月2日に下記の2試合が行われ、日本人3選手が登場する。


日本代表MFと同MFのニュルンベルクは、同MF のヘルタと敵地で対戦する。後半開幕戦の前節、ホッフェンハイムを4-0の大差で下し悲願の今シーズン初勝利を挙げたニュルンベルク。前半戦は全17試合連続未勝利という不名誉なリーグ新記録を打ち立ててしまったが、その汚名返上のためにも連勝して目標の残留へ一歩でも前進したいところだろう。

長期離脱の長谷部(右ひざ外側半月板損傷)とCBポガテツ(左ひざじん帯断裂)に加え、ホッフェンハイム戦ではDFニルソンが前十字じん帯を損傷し、途中交代。こちらも3~4週間の欠場が確定しており、メンバー変更を強いられる状態ではある。しかし「前半戦最後の数試合よりはいい試合ができなかった」(清武)にもかかわらず4ゴールを奪っての無失点勝利を挙げたことは、チームの士気を高めるには十分だ。前節1アシストを記録した清武は、この試合も先発はほぼ確実だ。

対するヘルタは前節、日本代表MFのアイントラハト・フランクフルトに0-1での苦い敗戦を喫した。今季開幕戦では6-1で下し、下位に低迷する相手に敗れたのは計算外だったかもしれない。ルフカイ監督は「一瞬不運に見舞われてしまった。この負けがすべてではない」と、それでも強気の姿勢を見せたが、残留争いの渦中にあるチームに連敗するわけにはいかない。この試合でのプレッシャーはニュルンベルクよりも大きいだろう。前半戦で積み重ねた勝ち点を無駄にせず上位にとどまるためにも、きっちりと白星を手中にしたい。細貝は今節もボランチでの出場が濃厚となっている。

過去の対戦成績は13勝13敗5分とまったくの五分。前半戦第2節では2-2で引き分けている。今季通算成績ではヘルタ、前節からの勢いではニュルンベルクが優勢と思われるが、どちらにとっても後半戦の流れを決める大事な一戦だ。


バイエルン 対 アイントラハト・フランクフルト


リーグ戦43試合連続無敗の首位バイエルンに敵地で挑むのは、日本代表MFが所属するフランクフルトだ。第18節ではヘルタを1-0で下し、今季本拠初勝利を挙げている。しかし今節の相手は無敵の王者バイエルン。29日に行われた第17節シュトゥットガルト戦をけがで欠場したリベリとロッベンの両翼も、この試合から復帰する可能性が高い。フランクフルトはいかに守りを固めてどれだけ失点を抑えられるかがポイントとなる。

両チームとも2月にはDFB杯やそれぞれCL、ELを含む公式戦7試合を控えており、連戦の疲労からパフォーマンスの低下が予想される。残留争いをするフランクフルトにとっては、この試合で勝ち点1をもぎ取ることができれば値千金といったところだろう。ヘルタ戦に先発した乾は目立ったプレーは見せられず、56分で交代となった。今節では先発落ちの可能性もある。