酒井(左)は後半開幕節マインツ戦に続いて右サイドバックで先発出場。争うのはバイエルンのシャキリ
酒井(左)は後半開幕節マインツ戦に続いて右サイドバックで先発出場。争うのはバイエルンのシャキリ

シュトゥットガルト、逆転負け

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バイエルンに先制も後半ロスタイムに失点喫す

シュトゥットガルト 1-2 バイエルン

ブンデスリーガは1月29日、バイエルンのクラブW杯出場により延期となった第17節の1試合が行われた。日本代表DFが所属するシュトゥットガルトは本拠でリーグ戦42試合無敗の首位バイエルンと対戦。先制しながらも後半ロスタイムに逆転弾を決められ、敗戦を喫した。酒井は右サイドバックで先発したが、腰を痛めたため64分に交代した。


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シュトゥットガルトはけがで欠場の主将ゲントナーに代わってケディラがボランチのポジションに入ったほか、後半開幕節のマインツ戦からはマクシムに代わり17歳ウェアナーが先発入りを果たした。序盤からスピードある攻撃を見せるバイエルンに対し、シュトゥットガルトは守りを固めてカウンターを狙う。最初の絶好機は8分、ウェアナーが絶好機をつかむがシュートは惜しくもバーを越えた。

直後から続いたバイエルンの攻撃をしのぐと29分、王者から待望の先制点を奪う。左サイドのウェアナーがペナルティエリア際のイビシェビッチへ縦パスを送ると、トラップしきれずにマイナス方向のアブデラウエへ。その折り返しをイビシェビッチが右隅へ蹴り込み、1-0とした。39分にはバイエルンMFティアゴがペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを放つが、シュトゥットガルト守護神ウルライヒがファインセーブ。前半を1-0で折り返した。

後半開始直後の46分、いきなり絶好機を得たのはシュトゥットガルト。相手のゴール前でのパスミスにすかさずイビシェビッチが飛び込むが、ボールは枠外へ。バイエルンも速いパス回しから何度もシュトゥットガルトゴールへと迫るが得点は生まれず、グアルディオラ監督は早めの交代策をとると59分、クロース、シャキリに代えてピサロ、マンツキッチを投入する。

71分、バイエルンはゴール前のティアゴがピサロとの見事なワンツーから強烈なシュート。シュトゥットガルトは再びGKウルライヒの好セーブでピンチを脱する。ウルライヒはその2分後にもスーパーセーブを見せるが、76分、途中出場のピサロに決められついに失点。それでも粘るシュトゥットガルトは、81分にカウンターからフリーのウェアナーがシュートを放つなど、チャンスはつかむが決め切れない。そして王者相手に引き分け濃厚となったロスタイム3分、チアゴにまさかの逆転弾を挙げられるとそのまま試合終了。最後の最後に勝ち点1を取り逃す悔しい敗戦で、バイエルンのリーグ戦無敗記録を止めることはできなかった。