シリーズ第6弾 上位3チームの課題と展望

ブンデスリーガは1月24日に約1カ月間の冬季リーグ中断期間が終了し、2013/14シーズンの後半戦が幕を開けた。bundesliga.comはリーグ再開に伴い、各クラブの現状を分析した。シリーズ第6弾では1位から3位に位置するチームの課題と展望を紹介する。

3冠を達成した昨季同様、圧倒的な強さをみせている。グアルディオラ監督のチーム作りは順調に進行中で、連続無敗記録は41試合まで伸びた。ルンメニゲ社長は「グアルディオラ監督はサッカーについて信じられないほど明確なビジョンを持っている」と賞賛する。前半戦は試合が重なったが、今回の中断期間は新たな戦術を試すなど改めてチームと向き合った。リーグ再開前最後の強化試合ではFCザルツブルク(オーストリア)に0-3で負けたが、これをきっかけにチームの気が引き締まったとも考えられ、プラスに捉えることもできる。

チーム状況

MFロッベン(右ひざ裂傷、写真右)、MFシュバインシュタイガー(右足首負傷)の復帰が間近に迫っており、状況はいい方向に向かっている。今後も長期的に離脱するのはDFバートシュトゥーバー(右ひざ十字じん帯断裂)だけ。DFキルヒホフはこの冬の移籍期間中にシャルケへ期限付きで移籍した。来季にはドルトムントのエースFWレバンドフスキが加入する。


課題

スター選手が激しいポジション争いを繰り広げている。これから離脱していた選手が復帰すれば、先発メンバーへの道はさらに険しくなるだろう。現状では試合に出られないことに関する不満は聞かれないが、今後、ロッベン、シュバインシュタイガーらがベンチを温めることになった場合、状況が変わってくるかもしれない。グアルディオラ監督にはチーム内の雰囲気を良好に保つ統率能力が求められることになる。


展望

目標は3冠のタイトル防衛で間違いない。主将ラームは「3つのタイトルを取ったら、やはりそれを守ろうと思うもの。それがうちの目標になる」ときっぱり宣言した。

前半戦では予想以上の快進撃をみせ、2位につけている。バイエルン、ドルトムントとの直接対決でも負けなかった。スポーツディレクターのフェラー氏は「素晴らしい出来の前半戦だった」とブンデスリーガ、欧州チャンピンズリーグ(CL)、DFB杯のすべての公式戦で勝ち残っていることを高く評価した。この功績を支えたのは、やはりFWキースリング、FW孫(ソン)、MFサム(写真左)ら攻撃陣だ。後半戦に向けた準備は問題なく進み、強化試合では2勝1分。ミニ大会のウィンターカップでは優勝している。

チーム状況

FWデルディヨクが強化試合で合計6ゴールを奪い、好調ぶりを示している。後半戦では出場機会が増えるだろう。移籍市場ではウォルフスブルクのユースから前途有望な17歳のブラントを獲得、逆にMFサムは来季シャルケへ移籍することが決まった。MFクルーズが十字じん帯断裂で今季絶望となったのは痛手だ。


課題

選手層は順位の割に厚くない。最下位ブラウンシュバイクとの第11節ではそれが原因でまさかの敗戦を喫した。ブンデスリーガ、CL、DFB杯で試合をこなしていくに当たり、この問題は大きい。例えばMFカストロ、MFロルフェスやFWキースリングが欠場した場合、現状では空いた穴を埋めることができないだろう。


展望

目標はシーズン終了まで現順位を維持すること。フェラー氏は「うちはまたチャンピンズリーグに出たい」と意気込みを語っている。チームが前半戦同様の好スタートを切れば、この目標は早い段階で現実的なものとなるはずだ。

レーバークーゼン同様、予想よりもいい成績でシーズンを折り返した。ホームで9戦8勝という結果が現在3位につけている理由だろう。ファーブレ監督は「ともかく良かった」と前半戦を振り返る。強化試合ではヘルタに3-0、FCザンクト・ガレン(スイス)に2-1、ボーフムに2-0で勝利、ベシクタシュJK(トルコ)戦だけ1-1で引き分けた。前半戦の勢いは消えていない。後半戦初戦では本拠地にバイエルンを迎える。

チーム状況

将来を見据えてイェボアをブリスベン・ロアー(オーストラリア)から獲得。ドミンゲス、ヤンチュケの2人はCBの座を争っている。


課題

前半戦ではサイド攻撃がうまく機能し、248本のクロスがチャンスの起点となった。クロス数でこれを上回るのはレーバークーゼンとブレーメンのみ。逆に相手にはクロス107本しか許していない。前半戦ではコーナーキックからの得点が少なかったが、この点を改善すれば上位堅守の可能性はより高くなるだろう。


展望

後半戦でもこのままホームでの強さを維持できれば、4位以内になる可能性が高い。欧州リーグへの出場権(6位まで)を勝ち取ることは確実視されている。


シリーズ第5弾 4~6位のチームを分析
シリーズ第4弾 7~9位のチームを分析
シリーズ第3弾 10~12位のチームを分析
シリーズ第2弾 13~15位のチームを分析
シリーズ第1弾 16~18位のチームを分析