日本人6選手が後半戦開幕を迎える第18節2日目

ブンデスリーガ第18節2日目は1月25日、日本代表DFが所属するシュトゥットガルトが本拠に同FWのマインツを迎えるほか、下記の5試合が行われる。


シュトゥットガルト 対 マインツ


シュトゥットガルトはバイエルンのFIFAクラブW杯出場により第17節(1月29日実施)が延期となり、他チームよりも消化試合数が1試合少ないが、5勝7敗4分の10位で後半戦スタート。シュナイダー監督は南アフリカでの冬季合宿を「サッカーと文化体験のバランスのとれた合宿」と振り返っている。強化試合では4戦3勝と快調で、とりわけMFハーニク、MFライトナー、FWアブデラウエが猛アピールに成功した。今節では従来の4-2-3-1から、好調アブデラウエとエースFWイビシェビッチを2トップに置く4-4-2へ変更することも考えられる。前半戦終盤に定位置を失っていた酒井高は、強化試合3戦に右SBで先発しており、今節でも先発が予想される。監督は「いい形で新年をスタートしたい」と白星発進を狙う。

対するマインツは7勝7敗3分で9位。前半戦では正GKミュラーの負傷離脱と2番手GKベトクロの出場停止に端を発し、ゴールキーパーの層の薄さが明るみに出たが、クラブは今冬、対応策としてロコモティフ・モスクワ(ロシア)からクロアチア代表のクレシッチを獲得した。さらにネデレフ(元ボテフ・プロブジフ/クロアチア)と具滋哲(ク・ジャチョル、元ウォルフスブルク)ら新加入2選手も中盤の即戦力と期待されている。MFバウムガートリンガーとDFブンガートの主力2人はけがが完治していないため欠場する。前半戦はチームがMFミュラー(8得点)、岡崎(8得点)、FWチュポモティング(5得点)の得点力に依存していたが、新加入の具は高いシュートセンスも兼ね備えており、攻撃のバリエーションが増えるだろう。トゥヘル監督は「リーグ中断期間ではいい準備ができた。選手それぞれが求められるものを理解しており、謙虚に全力を尽くす用意がある。初めから実力を発揮することができると思う」と話す。

フランクフルト 対 ヘルタ・ベルリン


フランクフルトは3勝8敗6分で15位。前半戦は欧州リーグ(EL)参加とDFB杯勝ち残りの影響で過密日程となり、それがブンデスリーガでの低迷を引き起こした。選手層の問題はDFマードルング(無所属)とMFワイス(元ホッフェンハイム)が今冬加入したことで、ある程度解決するとみられる。半月板損傷のDFツェロッツィはまだ復帰のめどが立っていない。前半戦では相手に得意のカウンター攻撃を封じられ、縦パスからの得点がなかった。今季開幕戦ではヘルタに1-6で大敗したため、今回はその雪辱に燃えているはずだ。日本代表MFは強化試合では目立った活躍ができなかったが、左MFで先発する見込み。

一方のヘルタは8勝5敗4分で6位。昇格1年目だが、ルフカイ監督の采配が的中し上位進出に成功した。強化試合で1勝もできなかったことは、不安要素。正GKクラフトと若手GKゲアスベックの負傷離脱を受け、クラブはGKヤルステインをバイキングFK(ノルウェー)から獲得した。MFツィゲルツィ(アキレス腱負傷)、ブルックス(ひざじん帯損傷)は欠場する。日本代表MFは強化試合の3戦すべてに出場しており、今回も守備的MFとして守備の要を担うだろう。ルフカイ監督は「前半戦は納得のいく結果を残すことができた。これからの数週間、数カ月で重要になるのは順位ではなく、どのようなサッカーをするか。前半戦と同じような内容の試合ができれば素晴らしい」と話す。

ニュルンベルク 対 ホッフェンハイム


ニュルンベルクは6敗11分で17位。前半戦では決定力不足とリーグ4番目に多い33失点に泣き、今季初勝利を挙げられずにここまできた。しかし2014年に入って行われた強化試合では3戦全勝と、後半戦での巻き返しを期待させる結果を残している。チームにとって痛いのは、日本代表MF(右ひざ外側半月板損傷)とCBポガテツ(左ひざじん帯断裂)が長期離脱したこと。長谷部の代役としては新加入のペトラック(元SKスラヴィア・プラハ/チェコ)とフォイルナーの名前が挙がっている。ひざの痛みで一時出場が危ぶまれたGKシェーファーは間に合う見込み。日本代表MFは前半戦同様、2列目中央から攻撃の起点となる。前半戦で2ゴールにとどまった得点をどこまで伸ばせるかに注目が集まる。

対するホッフェンハイムは4勝7敗6分で12位。前半戦ではリーグ3位の得点力を誇ったが、リーグ最多の失点が足を引っ張り、勝ち点につなげられなかった。冬季合宿で集中的に取り組まれた守備力強化の成果がどれだけ出るか注目されている。一方で攻撃面では昨季のスウェーデン1部リーグで8得点7アシストをマークしたMFハーマトを獲得した。前半戦の同カードは2-2の引き分けに終わったが、今回は勝ち点3獲得のチャンスとみているに違いない。

ウォルフスブルク 対 ハノーファー


ハノーファーは5勝9敗3分で13位。今節はコルクト新監督にとって初陣となるが、チームは前半戦のアウェー戦で全敗しており、厳しい戦いとなるだろう。強化試合3戦ではわずか2得点に終わり、課題となった得点力についてはハンブルクからFWルドネフスを期限付きで獲得し、対策が打たれた。負傷中のDFパンダー、DFフェリペ、FWヤコナンらはしばらく欠場する見込み。前半戦で31失点を喫した守備陣の出来に後半戦の成績は左右されると考えられるが、日本代表DFがどれだけこの点で貢献できるかに注目が集まる。後半戦は完全復帰した同ポジションのチェルンドロと定位置争いをすることになる。

対するウォルフスブルクは9勝5敗3分で5位。前半戦最後の9戦は無敗で、5位まで上昇した。長期離脱していたFWドストが復帰し、チームにはFWオリッチ以外の選択肢ができた。またアーセナルのMFデブロイネが加入したことで、攻撃のバリエーションも増えるはずだ。主力で欠場するのはMFビリーニャのみとチーム状況もいいため、勝利の公算は高い。

ドルトムント 対 アウクスブルク


ドルトムントは10勝5敗2分で4位。前半戦はけが人続出に泣いたが、リーグ中断期間に多くの選手が復帰した。とりわけDFピシュチェクとDFシュメルツァーのコンディションは確実に上がってきている。逆にMFシャヒン、MFベンダー、MFギュンドアンの3人はけがや体調不良を理由に合宿中の練習を数日休んでおり、本調子とは言えない。前半戦ではチャンスを数多く作ったが、決定力不足が目立った。格下のアウクスブルクをホームに迎える今節では、決定機を確実に得点につなげ弾みをつけたい。

対するアウクスブルクは7勝7敗3分で8位。強化試合ではPSVアイントホーフェン(オランダ)に1-0で勝利した。今冬は積極的に補強に取り組み、エスワイン(元ニュルンベルク)、池東ウォン(チ・ドンウォン、元サンダーランド/イングランド)、コア(元レーバークーゼン)を獲得。けが人は出ておらず、万全の状態で後半戦の初戦に臨む。これまで1度も勝ったことのないドルトムント相手にどれだけ食い下がれるかに注目したい。

フライブルク 対 レーバークーゼン


フライブルクは3勝9敗5分で16位。前半戦ではフランクフルト同様、EL参加の影響でブンデスリーガでは力を発揮できなかった。しかしELおよびDFB杯で敗退したため、後半戦は残留争いに集中できる。強化試合では3戦2勝だったが、最終戦ではウニオン・ベルリンに0-5の大敗を喫した。前半戦最終節ではホームでの今季初勝利を挙げたが、2位レーバークーゼンが相手の今節は勝ち点獲得すら難しいだろう。DFムイジャ、DFゾーク、MFシュスターらが復帰したことは心強い。前半戦はFWメーメディの得点に依存したが、昨夏加入のFWハンケの本領発揮が待たれている。

一方のレーバークーゼンは12勝4敗1分でかつてない好成績を挙げている。前半戦ではバイエルンに引き分け、ドルトムントに勝利と上位対決でも実力を示した。強化試合では5戦で4勝1分とチーム状態は良く、特にFWデルディヨクは6得点と波に乗っている。MFクルーズが十字じん帯を断裂したことで中盤の選択肢が減ったが、今冬加入のブラント(元ウォルフスブルク)、柳(リュウ、元済州ユナイテッド/韓国)ら若手が交代要員として出場機会を増やすことになるだろう。