シリーズ第3弾 中位3チームの課題と展望

ブンデスリーガは1月24日に約1カ月間の冬季リーグ中断期間が終了し、2013/14シーズンの後半戦が幕を開けた。bundesliga.comはリーグ再開に伴い、各クラブの現状を分析した。シリーズ第3弾では10位から12位に位置するチームの課題と展望を紹介する。

シュナイダー体制下で初めてのリーグ中断期間を経て、戦術面での成熟が期待できる。だが後半戦序盤はマインツ(25日)、バイエルン(29日)、レーバークーゼン(2月1日)といった上位チームとの連戦になるため、日程的に勢いよくスタートするのは難しいだろう。南アフリカでの冬季合宿では観光、交流なども積極的に行われ、選手は精神的にリラックスした状態で約10日間を過ごせたようだ。監督も「サッカーと文化体験のバランスがとれた合宿だった」と振り返っている。強化試合では4戦3勝で、チーム状態はいいようだ。

チーム状況

MFライトナー、MFハーニク、FWアブデラウエの3選手が強化試合で結果を出し、猛アピールに成功した。ライトナーはクビストを抑え、マインツ戦に守備的MFとして先発する可能性が高い。 ハーニクは本来の鋭い動きが戻り、右サイドのオプションとして存在感を高めている。そしてアブデラウエは強化試合の最初の2試合で4ゴールを奪い、好調ぶりをみせている。前半戦では主に4-2-3-1を使っていたシュナイダー監督だが、後半戦はFWイビシェビッチとアブデラウエを2トップに置く4-4-2が基本になるかもしれない。ウェアナーは合宿中に背中を痛め、欠場する可能性がある。


課題

前半戦でシュトゥットガルトのアキレス腱となったのは、31失点の守備だった。シュナイダー監督はいまだに理想のフォーメーションを探している。DFリューディガーとDFシュバープは、強化試合でDFニーダーマイヤーより安定したプレーをみせた。サイドバックは(写真左 ©Imago)が右、ラウシュが左の第一候補だ。


展望

チームの目標は高い。主将ゲントナーは「少なくとも7位か8位」と最終順位を言い切る。さらに「アウクスブルク、マインツ、ヘルタがうちよりも前にいるというのが、3チームには申し訳ないが自分としは腹立たしい」と続けた。守備力向上が目標達成のカギを握る。

開幕前から懸念されたように、ブレーメンは順位表で真ん中よりやや下の位置と残留争いを行ったり来たりしている。ドゥット監督率いるチームは開幕で連勝スタートを切ったが、後半戦も初戦でブラウンシュバイクに勝ち、まずは降格圏から離れたい。ヘレス(スペイン)での合宿で、ドゥット監督はとりわけ守備の改善に力を注いだ。ドゥット監督は「この点(守備)について、チームは後半戦へ向けての基礎を築くことができたと思っている」と評価した。

チーム状況

今冬新たに加入した選手はいない。逆にまったく出場の機会のなかったMFトリーブルが、ザンクト・パウリへ移籍した。長期離脱の可能性があるのは主将フリッツで、そけい部の手術が必要となるかもしれない。ドゥット監督は合宿でMFフォンハーケ(写真左 ©Imago)、FWコビランスキ(写真右 ©Imago)、ツァンダー(写真中央 ©Imago)ら若手3人にチャンスを与えた。正GK争いはウォルフに軍配が上がり、ミーリッツは引き続きベンチを温めることになる。


課題

37失点の守備が弱点。しかし前半戦最終節のレーバークーゼン戦では1-0で勝利し、リーグの2位相手を零封したことは自信につながったに違いない。けが人が出たことで最後まで固定されなかった守備陣は、何よりも相手に与えるゴールチャンスを減らす必要がある。ドゥット監督としては安定したディフェンスラインを完成させることが最優先の課題だ。


展望

昨シーズン同様、ブンデスリーガ残留が目標となる。現状では入れ替え戦に回る16位との勝ち点差は5で、少し余裕がある。守備が落ち着けば、残留は後半戦の早い時期に確定するはずだ。

前半戦を通して打ち合いとなる試合が多く、大量得点の後には必ず大量失点が続いた。36得点38失点という数値が、何よりもチームの不安定さを示している。攻撃陣が抜群の決定力を誇った一方で、守備の意識が高くなかったことは認めざるを得ない。ムルシアでの合宿では守備の修正が重点課題となった。

チーム状況

スウェーデンのマルメFFから得点力のあるMFハーマト(写真 ©Imago)を獲得。23歳のハーマトは昨シーズン、8得点7アシストの活躍でクラブの17回目となるリーグ優勝に貢献した。ワイスとグリフォは出場機会を求めて他クラブへ移籍。グラールとカステールスの正GK争いには、まだ決着がついていない。


課題

失点を抑えないことには勝ち点を伸ばせないだろう。流れるような、そしてバリエーション豊富な攻撃とは対照的に、守備陣は自信をのないプレーが目立つ。ディフェンスラインが若手中心に構成されていることも、原因の1つだろう。


展望

降格と背中合わせの昨シーズンを送ったホッフェンハイムは昨夏、大改革を行った。ギスドル監督は今まさに新チームを作っている最中だ。まだ不安な面はあるが、攻撃力はすでにリーグ最高レベルに達している。守備さえ安定すれば、降格を心配する必要はなくなるはずだ。


シリーズ第6弾 1~3位のチームを分析
シリーズ第5弾 4~6位のチームを分析
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シリーズ第2弾 13~15位のチームを分析
シリーズ第1弾 16~18位のチームを分析