内田の指揮官、後半戦開幕を目前に控えたチーム状況

日本代表DFが所属するシャルケは1月18日、ブンデスリーガ2部で首位を走るMF長沢和輝のケルンと強化試合を行い、1-2で敗戦。ことし3戦目にして初黒星を喫した。

18分に守備のミスから失点したシャルケは、43分にファルファンのFKから同点に追いつくも、後半開始直後に再びリードを許す。89分にはPK獲得で同点の絶好機を迎えるが、これをファルファンが外し、1週間後に迫るブンデスリーガ後半戦開幕に不安を残す内容となった。だがケラー監督はあくまで練習試合は練習試合と割り切った様子で、結果は気にしていないようだ。


――ケラー監督、きょうの1-2という結果をどう捉えますか?

ケラー監督 とてもいい練習試合になりました。ケルンがかなり守備的だったのに対して、うちは苦戦することになりました。このような戦い方をするチームとこれからブンデスリーガで対戦することは十分に考えられます。こういった状況への対応策を見出していかなければなりません。チャンスは何度か作ることができたのですが、ゴールを決めることができませんでした。

――きょうのように苦しんだ試合で勝てていたら、さらに大きな収穫が得られていたのではないでしょうか?

ケラー監督 私は監督ですから、もちろんどんな試合でも勝ちたいですよ。うちはPKを外したし、他のチャンスでも決められませんでした。ですが、アイントラハト・フランクフルトとアル・ガラファ(カタール)に勝ったとか、ケルンに負けたとかいう結果はそれほど重要ではないんです。むしろ重要なのは、練習したことがしっかり実践できたかということです。強化試合ではこういったことを重視しています。

――きょううまくいったこと、逆にうまくいかなかったことは何でしょう?

ケラー監督 きょうはチャンスを得点に結びつけることができませんでしたし、守備時の簡単なミスも目立ちました。これは変えていかなければなりません。逆に相手陣で何度もボールを奪うことができたこと、相手にタイトにプレッシャーをかけられたことは良かったです。ケルンは自陣からほとんど出ることができませんでした。ただあまりに簡単に失点してしまいましたね。これらの点は残りの1週間で改善が必要です。

――この試合ではマイヤー、ボアテング、ノイシュテッターの3人をボランチで試しました。満足のいく結果が得られましたか?

ケラー監督 まずまずですね。まだ改善の余地はあります。

――マイヤーはブンデスリーガの第18節ハンブルガーSV戦でボランチを務める可能性はありますか? ケラー監督は以前、マイヤーは守備的な選手ではないと話していましたが。

ケラー監督 彼をボランチで試したのは今回が2度目です。いまはこのポジションで多くの離脱者が出ているので、選択肢を模索する必要があります。彼が実際にハンブルガーSV戦で同ポジションで出るかは、まだわかりません。

――前半はボアテングをボランチで起用しましたが、マイヤーと比べてどうですか?

ケラー監督 マイヤーの強みは前線の狭いスペースで発揮されます。彼の細かい切り返しはチームの武器です。一方、ボアテングは逆サイド前線への長いパスで攻撃の起点になるタイプです。彼も1つの選択肢ですね。ただ繰り返しになりますが、もう少し試してみないとわかりません。現状では出られる選手が限られていますから、今回も後半で各選手の役割を変えてどうなるか確認しました。

――パパドプロスのコンディションはどうでしょうか?きょう見た限りでは、まだ完全ではないようでしたが。

ケラー監督 そうですね。フランクフルト戦ではなかなかいいプレーをしていましたが、きょうは試合に入り切れていませんでした。1年も離脱していたわけですから、そう簡単には元の状態には戻りませんよ。

――ゴレツカは調整が遅れているようですが、現状はどうですか?

ケラー監督 彼はこれまで練習にほとんど参加することができませんでした。チームが冬季合宿から戻ってきた後にようやく練習に復帰したわけですから、厳しい状況です。強化試合の最終戦でどれくらいできるか見極めたいですね。

――前半戦のシャルケは守備がどうしても落ち着かず、失点を重ねていました。ことしの強化試合でもフランクフルト戦、ケルン戦では2失点していますが、守備面での改善は見られますか?

ケラー監督 いいえ、まだ簡単な失点が目立ちます。決して相手に多くのチャンスを与えたわけではありません。ただ、与えたチャンスはどれも自分たちの決定的なミスが原因でした。きょうの失点はいずれもチームとして守備が機能しなかったというのではなく、むしろ個人的なミスが招いたものです。

――フンテラー、ヘーベデスの2人は後半戦の開幕に間に合いそうですか?

ケラー監督 ヘーベデスに関しては、日曜のオーバーハウゼン戦に出られるか微妙なところです。合宿中は毎日2部練で、集中的に走り込みと筋力トレーニングをしていました。金曜からはチーム練習に戻っています。離脱期間が短かったこともあり、開幕に間に合う可能性はありますね。フンテラーは5カ月間実戦を離れていましたから、それほど簡単ではありません。まだチーム合流から1週間しか経っていませんが、やはりチームにとって重要な選手です。本人が途中出場できると感じ、そして最後の1週間でコンディションをさらに上げれば、1つの選択肢になるでしょう。


聞き手 Tobias Gonscherowski (トビアス・ゴンシェロフスキ)