ヘルタは20分、ラモス(左から2人目手前、20番)がCKを頭で合わせて1-0とする
ヘルタは20分、ラモス(左から2人目手前、20番)がCKを頭で合わせて1-0とする

ヘルタ敵地で勝利

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ブラウンシュバイク下し3試合ぶり白星

ブラウンシュバイク 0-2 ヘルタ・ベルリン

ブンデスリーガ第15節最終日は12月8日、各地で2試合が行われ、日本代表MFのヘルタ・ベルリンは敵地でブラウンシュバイクを下し、3試合ぶりの勝利を収めた。前節では途中からセンターバックのポジションでプレーした細貝だったが、今節では再びボランチの位置での先発、88分までプレーした。また、好調ウォルフスブルクは敵地でフライブルクに快勝した。



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ヘルタは試合序盤、ブラウンシュバイクに攻め込まれる場面が目立つ。それでも20分には、MFロニーが蹴ったCKからのクロスをFWラモスがヘッドで合わせて先制点を奪う。この後もテンポ良く攻めるブラウンシュバイクに対応しながら、チャンスを見ては攻撃を繰り返す。細貝も守備を中心に中盤でボールをさばく。ブラウンシュバイクは勢いがあるものの、シュートやクロスの精度が低く得点には至らない。ヘルタは相手に押されながらも堅実に守って前半を0-1で折り返した。

後半、追加点を奪って点差を広げたいヘルタだったが、勢いの衰えない相手の攻撃に苦しい時間を強いられる。決定的な場面は作らせなかったものの、なかなか自分たちのペースで攻撃を組み立てられない。守備に追われる細貝も、攻撃には顔を出すことができず、得点チャンスとしてはセットプレーが多くなる。

待望の追加点は80分。カウンターを仕掛けたヘルタは、中央を素早く抜けたロニーが右サイドをフリーで走るMFツィゲルツィにパスを送ると、ツィゲルツィが相手DFの一歩前を走りながらシュートを決めた。これで試合を決定づけたヘルタは、少ないチャンスを生かし3試合ぶりの勝利。順位は両チーム前節から変わらず、ヘルタが7位、ブラウンシュバイクは最下位となった。


フライブルク 0-3 ウォルフスブルク


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ここ6試合無敗のウォルフスブルクは試合序盤からテンポ良く攻撃し、早い時間にこれが功を奏す。8分、MFアーノルドが先制点を奪うと11分にはFWオリッチが追加点を決め、早くも0−2。 対するフライブルクはなかなか体が動かず、22分という早い時間に守備を入れ替えるも効果は見られず。ウォルフスブルクの方は攻撃を重ねてチャンスを作り、ゴール前での決定的チャンスもあったが、前半は追加点のないまま0-2で終了した。

後半序盤、ウォルフスブルクは守備的なポジショニングをとり、フライブルクのカウンターに対応する。チャンスを狙ってFWオリッチ、MFペリシッチを中心に追加点を狙うが、徐々に守備に追われる時間が長くなる。60分以降、ようやく目が覚め出したフライブルクは、鋭いミドルシュートやカウンターでチャンスを作り出すが、ゴール前でのパスミスが目立つ。結局、後半ロスタイムにもウォルフスブルクが追加点を決め、0-3で試合終了となった。

フライブルクは3連敗を喫した上、今季本拠で未だ勝ちなし。ウォルフスブルクはリーグ5位に浮上した。