前節フランクフルト戦で相手のオウンゴールを誘発したSB内田(左)は、アシストを増やしチームの勝利に貢献したい
前節フランクフルト戦で相手のオウンゴールを誘発したSB内田(左)は、アシストを増やしチームの勝利に貢献したい

日本代表SB対決実現か?

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第14節2日目、シャルケが本拠に迎えるのはシュトゥットガルト

シャルケ 対 シュトゥットガルト

ブンデスリーガ第14節第2日目は11月30日、各地で6試合が行われ、日本代表DFが所属するシャルケは本拠地に同DFのシュトゥットガルトを迎える。



シャルケはここ3試合で2勝1分と、第10節のドルトムント戦以降負けていない。ただ前節フランクフルト戦では2点リードから逆転を許し、一時は敗戦の危機に陥った。試合終了間際のヘーベデスの同点ゴールでかろうじて勝ち点1をもぎ取ったものの、試合後に内田が「1点取られるとなかなか失点が止まらない」と語ったように、守備は大きな課題だ。失点数はリーグで3番目に多い。

前節終了時点での順位は6位で、目標の欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場できる4位につけるメンヘングラートバッハとは勝ち点4差。シャルケは今季、第7節と前節の2試合で2点リードを棒に振り、引き分けた。これで取り逃した勝ち点4が、CL出場圏内に入るか否かを分けている。次節に控えるメンヘングラートバッハとの直接対決で一気に逆転を狙うのであれば、このシュトゥットガルト戦では勝利が必須になる。前節でオウンゴールを誘うクロスを蹴った内田は、右SBでの先発が濃厚だ。

対戦相手のシュトゥットガルトは直近の6戦でわずか1勝。就任時は4戦3勝という目覚ましい成績を挙げたシュナイダー監督だが、勢いに陰りが見えている。ドルトムント、メンヘングラートバッハら上位との対戦が重なったことが原因とも考えられるが、年内は今後も力のあるチームとの試合が続く(シャルケ、ハノーファー、ウォルフスブルク)。揺らぐチームが本格的に不調に陥ることを避けるためにも、今節では敗戦は避けたい。

シュトゥットガルトは昨シーズン、シャルケとの2戦をいずれも制しており、今回もアウェーとはいえ十分に勝機がある。特にFWイビシェビッチはこの2試合でシュトゥットガルトが挙げた5ゴールすべてを決めた。今季8得点と高い決定力をみせているエースは、今回もシャルケゴールを脅かすに違いない。酒井は第12節以降、先発メンバーから外れており、今回も左SBにはラウシュが、右SBにはシュバープが入ると思われる。左SBでの途中出場により、内田との日本代表SB対決実現を期待したい。