第13節、無敵バイエルンにドルトムントが挑む

ブンデスリーガ第13節は11月22日に開幕する。2日目には今節最も注目の一戦、昨季3冠王者バイエルンと、奪還を狙うドルトムントによる頂上決戦が行われる。

近年は常にライバルとしてしのぎを削ってきた2チームだが、ここ3シーズンではその争いが激化している。バイエルンは前節までシーズンをまたいで37戦無敗、リーグ記録を目下更新中。しかしドルトムントはそのバイエルンに対してリーグ戦ここ6戦で4勝2分と負けていない。

連覇を遂げた2011/12シーズンは、ドルトムントがリーグ前後半戦、ポカール決勝ともに勝利した。バイエルンが圧倒的強さを発揮した昨季では、リーグ戦2度の対戦はいずれも1-1の引き分けも、DFB杯8強戦およびチャンピオンズリーグ決勝はバイエルンが制し、前年度に煮え湯を飲まされた借りを返している。しかしリーグ戦でドルトムントが屈したのは、2009/10シーズン後半戦までさかのぼることになる。

今季は2位でシーズンスタートをきったドルトムント。第2節で早々に首位浮上を果たしたが、第8節でメンヘングラートバッハに不覚を取ると2位に転落し、以来、首位の座をバイエルンに譲ったままだ。前節ではウォルフスブルクにまさかの敗戦を喫し、ライバルとの勝ち点差は4に広がってしまった。過去の対戦成績は38勝22敗28分とバイエルンが上回っている。しかしドルトムントは本拠では14勝12敗18分と勝ち越しており、今節も8万人の大声援の中なんとしても勝利を収め、少しでも勝ち点差を縮めたい。

今夏には将来を嘱望されたドルトムント生え抜きのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが、最大のライバルであるバイエルンへ鞍替えするというショッキングな移籍もあった。ゲッツェ本人にとってはこの一戦で最高のプレーをみせ、より成長した姿を古巣ファンに認めてもらうチャンスとなる。

懸念されるのは、ドルトムントの選手層の薄さだ。今シーズンはけが人が続出し、19日に行われた国際親善試合イングランド戦でも、守備の要であるCBフメルスとSBシュメルツァーが負傷し長期離脱が決まった。一方のバイエルンは肋骨負傷のリベリを除いて、ほぼフルメンバーが出場可能な状態で、人員的には大きくリードといったところ。いずれにしても、再び名勝負となることは間違いないだろう。