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ローター・マテウス氏は現役を退いた今でも、英雄として人々の記憶に残っている
ローター・マテウス氏は現役を退いた今でも、英雄として人々の記憶に残っている

元独代表マテウス氏「ドルトムントの勝利願う」

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ドルトムント対バイエルン、ドイツ代表、ケディーラのけがについて語る

【ケルン発・bundesliga.de編集部】元ドイツ代表のローター・マテウス氏率いる「ドイツの英雄」チームは11月18日、慈善試合でかつてのブンデスリーガのスターから成る世界選抜と対戦した。試合後、マテウス氏がドイツ代表やケディーラのけが、そしてブンデスリーガ前半戦のハイライトである次節ドルトムント対バイエルンについて語った。


――現在のドイツ代表について伺います。イタリアとの試合後、ケディーラが右ひざ十字じん帯を断裂したという悲報が届きました。彼が来年のW杯に出場できると思われますか?

マテウス氏 とても残念なニュースですね。私が現役時代に負ったけがと同じような重傷です。彼がW杯までに代表復帰できることを心から願いますが、時間的にギリギリになりますよね。回復までは5~6カ月必要でしょうし、その後は試合勘を取り戻さなければなりません。文字通り、時間との闘いになると思います。こんな差し迫った時期に彼がけがをしてしまったのは、まったく残念です。でもレーフ監督は幸運にもすべてのポジションに2人、もしくは3人のいい選手を抱えています。ですから誰かがケディーラのポジションへ入ればいい話です。ギュンドアンとシュバインシュタイガーはけがから復帰しますし、双子のベンダー兄弟もスタンバイしています。ラームもボランチとしてプレーできるので、やりくりはできるはずです。監督はこれまで常に解決を見つけてきましたし、今回のケディーラの離脱もきっと乗り越えられるはずです。

――火曜日にはイングランドとの試合があります。このような強豪との試合は、どれくらい大切なのでしょうか?

マテウス氏 この試合では例えばモルドバ、アゼルバイジャン、フィンランドなどの国を相手に一方的な戦いをするのとは違い、多くのことが得られると思います。W杯への準備の段階で強い相手と対戦すること、W杯でも当たるような強豪国との試合に臨むのは必要です。1つはっきりしているのは、非常に難しいW杯になるということです。ドイツが優勝候補の1国であることには間違いないですけど、「挑戦」という気持ちで毎試合向かって行かなければ、大きな目標へは到達できないでしょう。

――さて、ブンデスリーガではいよいよ前半戦のハイライトともいえるドルトムント対バイエルンが23日に予定されています。この試合に何を期待されますか?

マテウス氏 サッカーファンとして、私はドルトムントの勝利を期待しています。そうなればブンデスリーガは緊迫した状態が続きますから。バイエルンはすでに勝ち点差4をつけているので、もし次の試合で勝つとその差は7に広がってほぼ優勝が決まってしまいます。結果的には、1番強いバイエルンが優勝することになると思いますが、今シーズンを少しでも緊迫した形で進めるためには、ドルトムントの勝利が不可欠ですね。

――バイエルンは前節でハンブルクの無敗記録を破り、37戦無敗です。このバイエルンに勝てるチームとは、いったい存在するのでしょうか?

マテウス氏 1試合だけなら、ドルトムントはバイエルンをたたけるだけの力を持っていると思います。ただ、34試合という長丁場で見るならば、やはりバイエルンの方がコンスタントですね。ドルトムントとは逆に、バイエルンなら先週のウォルフスブルクのような敗戦はなかったはずです。細かい所まで突き詰めると、ここが両者の違いといえますね。

――もしドルトムントが連敗したとすると、DFズボティッチのけがはとても悔やまれるタイミングだったと思われますか?

マテウス氏 もちろんズボティッチはドルトムントにおいて、成功を収めるためにとても重要な選手です。ただ、彼の穴を埋めて補うことができる選手もドルトムントでは育っています。とにもかくにも、私はこの対戦カードが手に汗を握る、そしてフェアな試合になることを願っています。勝ち点の問題だけではなく、リーグとしてのステータスの問題もありますから。ドイツではこの対戦が、スペインでのレアル・マドリード対バルセロナと同じようなカードになってきました。ドイツ中の人たちがこの試合に注目し、一喜一憂して楽しむことになると思います。

聞き手 Markus Hoffmann(マークス・ホフマン)