シャルケは決め手を欠き、ホームで先制を許した。先制ゴールを決めたのはブレーメンMFクロース(中央)
シャルケは決め手を欠き、ホームで先制を許した。先制ゴールを決めたのはブレーメンMFクロース(中央)

シャルケ逆転勝利

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ニュルンベルクは逆転負け

ニュルンベルクまたも初勝利ならず

ブンデスリーガ第12節2日目は11月9日、日本代表MF の所属するヘルタ・ベルリンが敵地でホッフェンハイムと、バイエルンが本拠でアウクスブルクと対戦したほか、下記の4試合が行われた。


シャルケ 3-1 ブレーメン
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日本代表DFが所属するシャルケは本拠地でブレーメンを3-1で下した。内田は右SBでフル出場した。

シャルケは10月1日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)バーゼル戦以来、肉離れで離脱していたMFファルファンが久々のベンチ入り。前節ヘルタ戦に続く連勝を狙うが、MFボアテング、FWソロイとつないで作った先制の絶好機では、MFドラクスラーが決めきれず。22分のチャンスでもソロイのシュートがポストに嫌われるなど、決め手を欠いた。

すると22分、一瞬の隙を突かれ失点する。ブレーメンMFクロースがシャルケ陣中央でMFノイシュテッターからボール奪い、ミドルシュートを突き刺した。追う立場となったシャルケはこの失点で目覚めたかのように主導権を握るが、再々のチャンスで決められずに0-1で前半を折り返した。

後半はシャルケのケラー監督が動き、ノイシュテッターに代えてフックスを投入。一刻も早く追いつきたいが、64分にはあわや失点というピンチを迎える。GKヒルデブラントがバックパスの処理を誤った。しかしブレーメンFWエーリアが外したことに救われると、この直後に同点ゴールが生まれる。ドラクスラーの左クロスにボアテングが頭で合わせ、試合を振り出しに戻した。シャルケはこの得点で攻撃に火がつき、85分に再びボアテングが、90分には途中出場のファルファンが加点。見事な逆転勝利で連勝を果たした。



メンヘングラートバッハ 3-1 ニュルンベルク
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日本代表MFおよびのニュルンベルクは、敵地でメンヘングラートバッハに1-3で敗れた。長谷部はボランチ、清武はトップ下でフル出場した。

ニュルンベルクは前節でフライブルクに敗戦を喫し、欧州5大リーグで唯一の未勝利チームとなっていた。汚名返上を狙うこの試合ではフォーメーションを4-2-3-1に変更して臨むと、この決断が功を奏し序盤から主導権を握る。8分にはFWドリミッチがペナルティエリア内右から相手DFの股を抜くシュートでゴールに迫った。

15分にも清武が素早いパスでカウンターを始動するが、フォイルナーがためらいシュートの機会を逸する。待望の先制点が生まれたのは21分、相手陣中盤でボールを拾った清武がドリブルで駆け上がり、絶妙なパスでドリミッチのゴールをアシストした。ニュルンベルクはこの後も清武を中心に好機を作り出すが、追加点を奪えないまま1点リードで前半を折り返す。

今季初勝利への期待が高まるニュルンベルクは、後半も序盤から何度かチャンスを演出するが決め手を欠く。すると72分にMFアランゴに同点ゴールを決められる。さらにその3分後には、MFシュタークのオウンゴールによって一気に逆転を許した。

追う立場となったニュルンベルクはギンツェック(77分)、ペクハート(83分)のFW2人を投入し、巻き返しを図る。しかし1点が遠く、87分には3点目を決められると1-3で敗戦。またしても念願の初勝利を手にすることはできず、最下位に順位を落とした。


ウォルフスブルク逆転勝利


ウォルフスブルク 2-1 ドルトムント
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前半は均衡した展開となり、どちらもチャンスを作り出しながらもゴールラインを割ることができない。そのまま無得点で前半終了かと思われたが、ドルトムントは同ロスタイム2分、ロイスが今季7得点目となるゴールを決めると1点リードで後半を迎える。追加点を挙げて確実に勝ち点を取りにいきたいドルトムントだったが、56分にロドリゲスに決められ同点に追いつかれると69分にはオリッチに逆転弾を挙げられ、そのまま敗戦を喫した。


レーバークーゼン5発大勝


レーバークーゼン 5-3 ハンブルガーSV
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前節、最下位ブラウンシュバイクにまさかの敗戦を喫したレーバークーゼンは、本拠で迎えたハンブルク戦で激しい打ち合いを展開した。今季チーム最速先制弾を開始9分に孫(ソン)が決めると、16分にも孫が古巣から追加点を挙げ2-0と点差を広げる。粘るハンブルクもその7分後にバイスターが完全フリーからネットを揺らし、1点差に迫る。

ハンブルクは後半開始から4分、ラソッガのゴールで同点に追いつく。しかしレーバークーゼンも地力を発揮、55分に孫がこの試合3点目を挙げると再び勝ち越しに成功する。さらに72分にエースFWキースリングが追加点を決めると4-2とする。ところがハンブルクも2分後にラソッガがこの日2ゴール目で再び1点差に迫る。しかし反撃はここまで。89分にダメ押しゴールを挙げたレーバークーゼンが勝ち点3を獲得した。

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