主力選手の負傷が相次ぐ中、若手が勝利に貢献

10月19日の第9節ブラウンシュバイク戦で劇的な逆転勝利を収めた日本代表DFのシャルケ。もちろんヒーローは、誰もが引き分けを覚悟した後半ロスタイムに値千金の逆転弾を押し込んだMFノイシュテッターだが、この勝利は若手選手の健闘なしに実現することはなかっただろう。

先発メンバーの平均年齢は、23.8歳


「接戦を制することができて良かった。何よりもこんなに若いチームで勝てたことがうれしい」と話したのはシャルケのケラー監督。MFボアテング、MFファルファン、FWフンテラー、MFジョーンズ、GKヒルデブラントら主力選手の半数が負傷欠場したことにより、MFマイヤー(18歳)、MFクレメンス(22歳)ら若手選手が起用され、先発した11人の平均年齢はクラブ史上2番目に低い23.8歳となった。

とりわけトップ下で出場したマイヤーは、1-1となる同点ゴールを決めただけでなく、攻守でチームの中心となるなど、主力顔負けのプレーで監督の期待に応えた。また走行距離では、83分に途中交代しているにもかかわらず、チームトップとなったノイシュテッターの11.67kmに500m劣るのみという高い数値を記録。チームへの高い貢献度には疑念の余地がない。

2-2の同点弾を決めたのも18歳


2-2となる同点ゴールを決めたのもやはり18歳のMFゴレツカだった。ゴレツカはこの日、ベンチで試合開始を迎えたが、ヘーガーの負傷により出場機会を得ると見事に結果を出した。今季の得点者でマイヤー、ゴレツカの2人よりも若いのは、シュトゥットガルトの17歳MFウェアナーのみだ。

シャルケは22日に欧州チャンピオンズリーグのチェルシー戦、26日に宿敵ドルトムントとのダービーを控えており、重要な試合が続く。ボアテングとヒルデブラントが復帰する見込みなのは不幸中の幸いといえるが、過密日程の中で若手選手の力が必要になる時が必ず来るだろう。その時にも同じように結果をきっちり出すことができれば、シャルケの世代交代は予想よりも早く進むことになるかもしれない。