レーバークーゼンのゴールゲッターがたたき出した驚きの数値

レーバークーゼンは今季、バイエルン、ドルトムントのブンデスリーガ2強とし烈な首位争いを演じている。この躍進を支えるのは、やはり昨季得点王のエースFWだ。今シーズンもすでに5ゴールを決め、チーム総得点の30%弱を占める活躍をみせている。

キースリングがレーバークーゼンに加入したのは2006年の夏。いまとなっては想像しにくいが、この移籍についてはクラブ内部およびメディアで賛否両論あった。反対派はキースリングを過去にレーバークーゼンで活躍したキルステン、ベルバトフといったアグレッシブなタイプのFWと比較し、誠実でおとなしく、また線も細いキースリングに物足りなさを感じたようだ。ホルツホイザー前社長は「多くの人の反対を押し切って実現にこぎつけた」と当時を振り返る。

しかし、そんな不安はすぐに払しょくされた。キースリングはブンデスリーガでは延べ103ゴールを決め、昨季はリーグ得点王の栄冠にも輝いた。エースとして安定したパフォーマンスをみせ、もちろんチーム内でも尊敬される存在だ。この成功の背景には、キースリングの内に秘めた闘争心がある。普段は好青年の彼だが、ピッチの上では感情むき出しで容赦なく相手に競り合いを挑んでいく。

キースリングの闘争心の強さはデータにしっかり表れている。過去10年間で競り合いに挑んだ回数を見ると、なんと9020回でリーグ断トツ1位。2位シュバインシュタイガーが6576回ということを考慮すると、いかにキースリングが攻撃的なプレーヤーか分かる。競り合いの勝率も過去10年間の平均値が46%と、FWとしては異様な高さだ。昨季に限っては49%という数字をたたき出し、自己ベストを更新している。

もはや“好青年“キースリングに疑問の視線が向けられることはないだろう。ただひたすら相手にぶつかっていくその姿には、相手チームの選手でさえも敬意を抱かずにはいられないはずだ。