ニュルンベルク、第7節ブレーメン戦で今季初勝利ならず

日本代表MF長谷部誠がニュルンベルクへの電撃移籍を発表してから、約1カ月が過ぎようとしている。チーム加入後3試合目の出場となった第7節ブレーメン戦でも、そのリーダーシップを発揮しチームを鼓舞。2度勝ち越されながらも追いつき、勝ち点1を獲得した。試合後のインタビューでは「相手にスペースを与えすぎた。中盤に必要な組織力が欠けていた。戦術を変更してからは、試合の流れが変わった」と、反省の弁が飛び出した。

今季のニュルンベルクは、開幕前から中盤の不安定さが指摘されていた。ボランチのティミー・シモンズが今夏、ベルギーへ移籍。その穴を埋められる人材を確保できぬままシーズンに突入し、引き分けが2試合続いた後には連敗を喫した。クラブは救世主として長谷部を獲得。新天地でのリーグ初出場となったブラウンシュバイク戦からは、3試合連続で引き分けが続いている。勝利はなくとも勝ち点を徐々に積み重ね、試合内容も良くなっているが、特に注目されるのがチームメートの日本代表MF清武弘嗣との相乗効果だ。

ブレーメン戦では「試合の流れみれば、引き分けという結果は問題ないと言える。前半はうちがいいプレーができず、後半徐々に良くなっていった。0-2から引き分けに持ち込んだことには満足しないといけないのかもしれないけど、僕個人としては不満が残る。最初から後半のようなサッカーをすれば勝てたかもしれない」と悔しさをみせた。

しかし清武については「キヨは彼の仕事をきっちりこなしてくれる。彼もブレーメンでは波に乗るまで時間がかかったけど、ゲームメーカーとしての役割を果たしていいプレーをしていた」と賛辞を送り、チームとしてうまく機能していることを強調している。清武自身も長谷部の加入によって、チームがボールキープできるようになった点などを挙げており、2人のコンビネーションに磨きがかかれば、チーム全体のパフォーマンスも向上するだろう。

ミヒャエル・ウィージンガー監督は「チーム全体を向上させてくれる選手」と、ブンデスリーガ6年目となる長谷部が日本代表主将として培ったキャプテンシーや、プレーヤーとしてのクオリティーに大きな期待を寄せる。長谷部も「まだ7試合が終わっただけ。それでも引き分けはもう十分に経験しているし、内容がどうあれ次は勝ち点3を獲得したい」と、次節での今シーズン初白星を心に誓っている。