ミュンヘンに拠点を置くバイエルンとの関係

9月21日に開幕したオクトーバーフェスト。毎年6万人が訪れる世界最大規模の祭りは、開催地がミュンヘンであることから、サッカー、特にバイエルン・ミュンヘンとは密接な関わりを持つ。その知名度の高さゆえ、実際に参加したことがなくとも、巨大なジョッキに注がれるビール、バイエルン州の民族衣装、陽気な音楽など、ある程度の想像はできるだろう。しかし、その発祥についてはそれほど知られていないようだ。

貴族の結婚式が起源


すべての始まりはルートビヒ王子とテレーゼ・フォン・ザクセン=ヒルトブルクハウゼンの結婚式。1810年10月12日、市民を招いて城壁前のテレージエンビーゼ広場にて執り行われた。その際に式を盛り上げた馬のレースが翌年以降も行われ、オクトーバーフェストの発祥となる。

年を追うごとに多種多様なショーやゲームが加わり、1896年には初めてビールの飲めるテントが導入される。いまではビールがイベントの代名詞となり、2012年は最初の週だけで3600万リットルが消費された。開会に際してミュンヘン市長が「O'zapft is'」と乾杯の音頭を取るのも毎年恒例だ。

バイエルンの選手も足を運ぶ


毎年多くの有名人が訪れるオクトーバーフェストには、もちろんバイエルンの選手も足を運ぶ。、、らドイツ出身の選手に限らず、ロッベン、リベリら外国人選手も伝統のレーダーホーゼ(革製の半ズボン)着用で登場する。また、ことしはバイエルン州の民族衣装のデザインを取り入れたオクトーバーフェスト仕様のユニフォームが特別に作られ、すでにホームの第5節ハノーファー戦でお披露目となった。イベント終了までアウェーで着用される。

ことしバイエルンの選手がオクトーバーフェストに出向くのは9月28日。ホームで行われる第7節ウォルフスブルク戦の後だ。ウォルフスブルクは昨年も同じ時期にミュンヘンでバイエルンと対戦し、0-3で敗れた。しかし、興味深いことにバイエルンのオクトーバーフェスト開催期間のホームでの成績は良くない。通常よりも勝率が10%低下し、64%となる。

スタジアムの観客動員数にも影響


イベント開催期間はスタジアムも通常より多くのサポーターでにぎわう。バイエルンの平均観客動員数は4万3450人だが、オクトーバーフェスト期間中は5万8475人となる。この数字からバイエルンのサポーターがいかにオクトーバーフェスト好きであるかうかがえる。大盛り上がりの祭りに水を差さないためにも、28日のウォルフスブルク戦は何としても白星で飾りたいところだ。