ニュルンベルク移籍の長谷部、チームの窮地救えるか

9月2日の移籍期限最終日に、6年在籍したウォルフスブルクを離れることを日本代表MFが電撃発表してから2週間。新天地での公式戦デビューは15日に敵地で行われた第5節ブラウンシュバイク戦となった。

今季は2敗2分で降格圏に沈んでいるニュルンベルク。今夏、ボランチを務めていたMFティミー・シモンズがベルギーへ移籍し、クラブは代役探しに奔走していた。そして白羽の矢が立ったのが、前所属のウォルフスブルクで本職ボランチでの出場機会が得られず苦しんでいた長谷部であり、窮地を救うヒーローとして期待されながらニュルンベルクへやってきた

しかしデビュー戦となったこのブラウンシュバイク戦、長谷部はボランチとしてフル出場したが救世主となることはできず。チームは先制しながらも後半に追いつかれると、勝ち点1を獲得するのが精一杯だった。チーム合流からわずか4日での出場となった長谷部は、次のように振り返っている。

「いや、難しかったですね。もう少し攻守両面で個人的にもチームとしても上がっていければいいと思いますね。自分も味方の特徴を分からないといけないし、逆に味方にも自分の特徴を分かってもらえるように。もう少しボールを自分のところに集めてもう少し攻撃を組み立てるというか、自分のところで落ち着かせてサイドチェンジしたり、自分たちがボールを持つ時間帯をもうちょっと長くしたいですね」。

まだ試行錯誤の段階といったところだが、今後チームと過ごす時間が長くなればなるほど、向上の余地はある。チームにおける自分の役割や求められていることも、はっきりと自覚している。

「このチームは若い選手と経験ある選手がいて、中堅があまりいない。まあそこで自分は経験っていう部分でチームに還元していかなきゃいけない」。

チームメートとなった清武は、長谷部加入がチームに与える影響について、次のように語っている。

「ハセ(長谷部)さん入って、やっぱ前半はめっちゃボール触れましたし、こっちのペースで進んだし。もう(チームにも)フィットしているんじゃないですかね。そういう(監督は長谷部にリーダーシップを求めている)感じだと思います」。

ブンデスリーガでは久々のボランチとしての出場も果たし、「楽しいですね」と笑顔もこぼれた長谷部。日本代表主将として培ったリーダー性、そしてブンデスリーガーとして6年プレーしてきたその経験を生かしてチームを上昇気流に乗せることができるか。期待と注目を背負ってピッチに立つ。