ブンデスリーガ18チームの1カ月を分析(2)

【ミュンヘン発・bundesliga.de編集部】 新シーズン開幕から1カ月が経過し、すでにいくつかの傾向が出てきている。驚いたことに首位はグアルディオラ新監督のバイエルンではなく、奪還を狙うクロップ監督のドルトムントだ。マインツとヘルタはサプライズチームとして上位に、その一方でシャルケやハンブルガーSVなどの強豪は下位に甘んじている状態だ。bundesliga.deは、この1カ月間で何が良かったのか、何を改善すべきかについて、第1部では1位から9位のチームを、この第2部では10位から18位のチームをそれぞれ分析した。

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開幕2試合は無得点で連敗とつまずいたが、そこから連勝で10位浮上を果たした。同時期に1勝もできなかった昨季と比べると、総じて好スタートを切ったと言える。

ポジティブ: サイドからの攻撃が好調ですでにクロス79本が上がっている。打たれたシュート数はバイエルンに次いで少ない34本だ。
ネガティブ: 初めは攻撃がうまくいかず、第3節でやっと今季初ゴールが生まれた。

「ウチの試合はいつも面白く、観客を退屈させない」とギスドル監督が話した通り、前節シュトゥットガルト戦は計8ゴールが生まれる好ゲームとなった。この試合は2-6で負けはしたが、「それでもいいスタートが切れた」(ギスドル監督)と言える。なによりもFWフォラントの活躍は頼もしい。

ポジティブ: ホッフェンハイムは、セットプレーからのゴールを除いた得点が10でリーグ最高。
ネガティブ: 守備が不安定で、12失点はリーグ最多。

第4節ブラウンシュバイク戦で初白星を挙げた。4-0での勝利はフィンク監督の就任以来、最高の結果。ヤーコフ社長は「この勝利を過大評価してはならない。大変なのはこれから」と話すが、実際に次節は首位ドルトムントとの一戦が待ち受けている。

ポジティブ: セットプレーが強みで、シュート26本を放っている。
ネガティブ: プレスが甘く、まだボール奪取からのゴールがない。

ハンブルガーSV同様、開幕直後に調子が上がらず苦しんだ。開幕戦で引き分けた後は連敗。第4節でレーバークーゼンを2-0で下し、ようやく今季初白星を挙げた。移籍期間の終了間際に移籍したケビンプリンス・ボアテングとアオゴは、中心選手として活躍が期待される。GKヒルデブラントは「2人とも経験豊富な選手で頼もしい存在」と両者を称賛した。

ポジティブ: シャルケの守備陣はまだスルーパスで作られたチャンスからの失点がない。
ネガティブ: FWの放ったシュートが8本とリーグ最低。

8月26日に就任したシュナイダー監督の下、第4節でホッフェンハイムを6-2で下した。開幕3連敗、欧州リーグ敗退と苦しい状況だったチームに希望の光が差した。

ポジティブ: 相手チームのFWを効果的に封じ、得点を許していない。
ネガティブ: ペナルティエリア外からの得点がない。

1勝と成績は思わしくないが、すでに2強のバイエルン、ドルトムントと対戦した。ドルトムントには1-2で敗れたものの、新加入FWカドレツが得点したことは大きな収穫だ。主将シュベークラー(ひざじん帯断裂)の離脱は、フェー監督の悩みの種。

ポジティブ: セットプレーからの失点がない。
ネガティブ: カウンターから放ったシュートが2本とリーグ最低。切り替えの遅さが課題だ。

いまだ白星のない3チームのうちの一つ。バイエルン戦での1-1の引き分けは、勝利にも値する成績だ。移籍期限ぎりぎりに加入が決まったダリダに、大きな期待が寄せられている。フライス擁する攻撃陣は快調で、全試合で得点している。失点をいかに抑えるかが課題だ。

ポジティブ: セットプレーからの3得点はリーグ最多。
ネガティブ: 中盤の攻撃参加が弱く、シュート11本はリーグで下から2番目。

開幕でつまづき、勝ち点2にとどまっている。代表戦による中断期間に行ったラピド・ウィーンとの強化試合は3-1で勝利し、自信をつけた。「勝てたことは大きい。雰囲気が良くなった」とウィージンガー監督は、最下位のブラウンシュバイクと当たる次節で今季初白星を狙う。

ポジティブ: オフサイドトラップの精度が高く、すでに14回成功している。
ネガティブ: ペナルティエリア内でシュート57本を許し、常に失点と隣り合わせの状態だ。

リーグ唯一の勝ち点0。次節ニュルンベルク戦で勝ち点獲得を狙うリーバークネヒト監督は、代表戦による中断期間を使って徹底的な分析に取り組む。「ニュルンベルク戦に向けて一からスタートするための方法を見つけ出す」と意気込み十分だ。

ポジティブ: 相手ボール時に競り合いに行った回数がリーグ最多。
ネガティブ: パスミスが多く、ミス率31.4%はリーグ最高。