ブンデスリーガ18チームの1カ月を分析(1)

【ミュンヘン発・bundesliga.de編集部】 新シーズン開幕から1カ月が経過し、すでにいくつかの傾向が出てきている。驚いたことに首位はペップ・グアルディオラ新監督のバイエルンではなく、奪還を狙うユルゲン・クロップ監督のドルトムントだ。マインツとヘルタはサプライズチームとして上位に、その一方でシャルケやハンブルガーSVなどの強豪は下位に甘んじている状態だ。bundesliga.deは、この1カ月間で何が良かったのか、何を改善すべきかについて、この第1部では1位から9位のチームを、第2部では10位から18位のチームをそれぞれ分析した。

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骨を折りながらも、ドルトムントはここまで4試合すべてで勝ち点3を獲得と、きっちりと結果を出している。「勝ち点の一つひとつすべてが、ハードワークを意味している」とユルゲン・クロップ監督。新加入選手の(写真)とはチームにうまくマッチしている。次節ハンブルガーSV戦(9月14日)ではさらに輝きを増すことが期待される。

ポジティブ: ドルトムントはリーグで最も攻撃的なチーム。85回と最多シュート数を誇る。
ネガティブ: 絶好機に8度外しており、バイエルンだけがさらに多くのビッグチャンス(9度)をものにできていない。

バイエルンとスター監督であるペップ・グアルディオラ氏(写真)は、まだ手探りの状態が続いている。3冠達成した昨季ほど圧倒的に試合を支配はしていない。今季は1ボランチのシステムへの変更は、スムーズに行われていない。さらに中盤の選手が次々と不運な故障に見舞われている。、、、が離脱中だ。

それにもかかわらずUEFAスーパーカップを制し、今シーズン初タイトルを獲得している。

ポジティブ: チームは確実にパスをつなぐサッカーで、リーグ最少のパスミス率12.1%を記録している。
ネガティブ: 攻守の切り替えがうまくいっていない。未だカウンターからのゴールはなく、ロングシュートも決まっていない。

レーバークーゼンは熱狂的で攻撃的なサッカーをみせていたが、前節シャルケ戦ではらしくない試合で黒星を喫した。この試合での問題点について、MFは「ゴールチャンスがなければ得点はできない」と話している。FW陣はいいプレーをしているにもかかわらず、サミ・ヒピエ監督(写真)は移籍期限直前になってFWエレン・デルディヨクを獲得した。

ポジティブ: FW陣はリーグ最多6得点を挙げ、最多シュート数(35本)を記録している。
ネガティブ: 対戦相手にリーグ最多のクロス75本を上げさせてしまっている。

ハノーファーは上位に食い込んでいる。新たにマルチェロとサリフ・サネで編成されたセンターバックコンビが、すでに良く調和している。これまでホーム3試合すべてに勝利している。主力選手が欠場しても、控え選手が全力で補っている。たとえばエドガー・プリプ(写真)はマインツ戦で、出場停止のサボルチュ・フスティに代わってクリエイティブなサッカーを披露した。この順調なスタートがどれほどの価値をもたらすか、まずはアウェーでの次節バイエルン戦で示さなくてはならない。

ポジティブ: ハノーファーは早い時間に強い。前半に5得点は、リーグトップの数字だ。
ネガティブ: ミルコ・スロムカ監督率いるチームは同じくリーグトップのファウル数(83回)を記録している。

マインツは欧州リーグ出場権獲得圏内となる6位以内につけている。これまで4試合では非常にコンパクトなディフェンスと前線での危険性をみせ、この順位は妥当だ。前節ハノーファー戦のように結果として実らずとも、トーマス・トゥヘル監督の戦術をチームは効果的に実践している。攻撃面ではニコライ・ミュラー(写真)がすでに5得点と活躍をみせている。

ポジティブ: 1対1の競り合いではリーグ2位の54.2%と高い勝率を記録(1位はアイントラハト・フランクフルトの55%)。
ネガティブ: サイドアタックが少なく、クロスは35本とリーグ最少だ。

昇格組のヘルタは最初の1カ月、ブンデスリーガにふさわしい戦いをしている。ヨス・ルフカイ監督のチームは開幕戦でアイントラハト・フランクフルトを6-1で下し、最高のスタートを切った。その後、大勝はしていないが特に攻撃陣がその強さを発揮している。計9得点はメンヘングラートバッハ、ホッフェンハイムに続く3番目の数字。次節、生まれ変わったシュトゥットガルトとの対戦は攻撃的な興味深い試合となりそうだ。

ポジティブ: ヘルタのDFは攻撃面でリーグトップの成績。得点またはアシストで4ゴールに関与している。
ネガティブ: 1対1ではリーグ最低の勝率46.2%を記録。

新加入のラファエル、マックス・クルーゼ(写真)の功績もあり、ルシアン・ファーブレ監督率いるイレブンは、再び2011/12シーズンを思い起こさせるようなサッカーをみせている。「間違いなく昨季よりレベルアップしている」と話すのはパトリック・ヘアマンだ。一つ残る欠点は、一人ひとりのミスが多すぎる不安定な守備だ。

ポジティブ: メンヘングラートバッハは得点者がさまざまで計算が難しいチームだ。7人で10ゴールを決めている。
ネガティブ: 極端にカウンターに弱い。リーグ最多となるカウンターからのシュート15本を浴びている。

有名選手が集まるチームを誇るウォルフスブルクはシーズン序盤で、上位での争いに参戦できることを示した。しかしディーター・ヘッキング監督の選手たちによる戦いぶりは、まだ安定していない。次節レーバークーゼン戦は守備陣が試される時。出場停止の解ける新加入選手ルイス・グスタボ(写真)が、再びピッチへと戻ってくるのはチームにとって重要だ。

ポジティブ: ウォルフスブルクはリーグ最多の2度、CKから得点を決めている。
ネガティブ: 今シーズンまだ、ヘディングによるゴールは生まれていない。

ブレーメンは開幕から2試合続けて勝ち点3を獲得し、驚くべき安定したサッカーをみせ、攻撃面ではとにかく効率的だ。しかし第4節ではチームは再び以前の姿に戻り、メンヘングラートバッハ相手に4失点を喫した。サンティアゴ・アルシアは移籍期限直前に新加入。今後は左サイドの守備陣を強化する。ロビン・ドゥット監督は厳しいシーズンになると強調している。

ポジティブ: ブレーメンは少ないチャンスから多くを生み出している。ここまで3得点しかしていないが、順位表上半分に入っている。
ネガティブ: シュート数はリーグ最少の34本。