第4節レーバークーゼン戦を終えて

日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは本拠地で、今季開幕3連勝したレーバークーゼンを2-0で下し、今季初勝利を挙げた。内田は右サイドバックでフル出場し、無失点勝利に貢献した。試合後、報道陣の質問に答えた。

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―― 新加入の2選手がさっそく先発した。

内田 新しい選手が入ってきて、いい方向に転んだ。ボールを回せる選手が入ると、やっぱり心強い。

―― きのう(8月30日)加入したボアテングは、一緒にチームで練習したのは1回だけだが。

内田 ああいう選手になると、そういったことは関係ないと思う。コンビネーションは良くなるだろうけど。彼はそういうレベルの選手ではない。『やっぱ、すごいな』と思った。

―― 練習中や試合中にそういうものを感じたか。

内田 後ろから見てて、競り合いとかもしっかりやってくれるし、1日しか練習してないけれど、チームのために、本当に(戦ってくれた)。後ろで見ていて心強かった。

―― 4バックのうち、ヘーベデスとフックスが出場停止。アオゴも新加入で、不安要素が多かったのでは。

内田 逆に、みんな集中してやった。これだけ失点が続いているので、みんなも『無失点で』という意識が強かったと思う。僕も、中の選手が代わって、少しカバーリングの意識も強くしたつもりでやった。

―― きょう、内田選手の守備はとても良かった。

内田 本当に、こういう試合が続けられれば、と思う。

―― (今夏新加入でセンターバックの)サンタナとのコンビも良かった。

内田 何試合かやったので、特徴をつかめた。前に強く行ける。僕がカバーリングでしっかり見れば、お互いが生きるかな、と。そこらへんは、伸び伸びプレーしてもらえればいいかな、と思う。

―― 対峙することの多かった相手FWの孫興民(ソン・フンミン)をよく封じていた。

内田 ハンブルクにいるころから、得点とっていたし、シュートがすごくうまいので、『(きょうは)自由にやらせたくない相手だな』、と思った。なるべく高いうちにチェックに行くよう、心がけた。

―― レーバークーゼンはサイドバックが高い位置に上がるが、やりにくかったか。

内田 それはない。なるべくファルファンを下げたくなかったから、そちらを心がけた。ファルファンには、『声をかけてくれれば俺がやるから、下がって来ないで』と言っておいた。僕が1人で、相手2人を見る感じになったが、そこでファルファンを下げたくはない。下げなければ、ああやってカウンターで一発やってくれる(注・2点目のPKにつながった速攻のこと)。

―― 『後ろでオレが守っているから』という気持ちで。

内田 気持ち的には、そう。僕がファルファンの守備の負担を減らすだけで、チームのプラスになる。それほど価値のある選手。

―― レーバークーゼンがここまでやりにくそうにしていたのは今季初めて。監督の指示は、とにかく失点するな、ということだったのか。

内田 それはない。今までどおり普通にやった。結果が出たのでそう思えるかもしれないが。

―― これでリーグ戦初勝利。チームの気持ちも上向きに。

内田 (代表戦の休みで)ここで一度途切れるので、このままリーグが続かないのはちょっと残念。チームはほとんどの選手が代表でいなくなるので、『ケガだけはしないで戻ってこい』と言われた。

―― 自分の脚の調子は。

内田 まあ、いいんじゃないですか(笑)。ちょっと怖い部分はあるけれど。でも、ケガに弱くなりたくはない。

―― 試合中も積極的に水を飲むようにしているのはケガ予防か。

内田 水分不足になると筋肉のケガになりやすくなるので、『こまめに水を飲んで、体が水分をしっかり摂った状態でプレーしろ』と言われている。そこらへんは、しっかり(気をつけている)。

―― これだけ新加入選手がいると、心機一転、という感じになるか。

内田 新しい選手があれだけ(きょうのように)影響を与えてくれれば、いい方向に転がるかな、と思う。ウェルカム。サッカーってそういうもの。よくあること。そのなかで、自分のポジションに補強も来るかもしれないし、来ないかもしれないし、分からないけれど、そういう世界。

―― ボアテングについて。

内田 あれだけ『ドスン』っていてくれるので。しかも、俺の横でヘディングで守備してくれるときもあった。あれだけの選手が入ってきて、前だけでプレーされるよりも、処理にこだわって、後ろまで戻ってきてくれる。チームとして、他の選手のモチベーションも上がる。交代するときに、あれだけお客さんが立って、拍手してくれるというのは、みんなが認めている証拠。

―― これまでにああいう感じの選手はいたか。

内田 ラウルに似ているが、ラウルよりももっと力強い感じ。

―― キャラクター的に強い、と。

内田 そう。存在感は、やっぱりある。

―― 左サイドバックのアオゴは、今後、定位置を獲るだろうか。

内田 左サイドにはいい選手が(アオゴを含めて)3人いる。アオゴは、はまりそうなところでも、はまらずに、ワンタッチ、ツータッチでつないでいくのがうまい。きょうは相手のフォーメーションに合わせ守り方が変則的だったので難しく、クロスが多かったが、これはお互いなので。今後いい関係、左右のバランスを築ければ、と思う。アオゴと僕もそうだし、ファルファンとユリアン(・ドラクスラー)もそうだし。うまくやれればいいかな、と思う。

―― 欧州チャンピオンズリーグ(CL)本選の抽選で決まった相手、3チームについて。

内田 戦ってみなければ分からない。