イタリアの名門ミランからシャルケへの移籍が決まったボアテング
イタリアの名門ミランからシャルケへの移籍が決まったボアテング

シャルケ、ミランのMFボアテングと契約

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契約は2017年6月30日まで、背番号は9

日本代表DF内田篤人のシャルケは8月30日、イタリアの名門ACミランからMFケビンプリンス・ボアテングを獲得したと発表した。契約は2017年6月30日まで、背番号は9となる。

ボアテングは28日(水)にはミランの一員としてCLに出場、2ゴールを挙げた。あす31日(土)に行われるブンデスリーガ第4節レーバークーゼン戦で初出場となる可能性が高い。

シャルケのスポーツディレクターであるホースト・ヘルト氏は今回の獲得について「ここ数日はボアテング獲得のため集中的に動いていたので、契約にこぎつけたことは本当にうれしい。ケビンを説得するのは難しくなかったが、彼が好成績を残しているミランを説得するのが非常に大変だった」と明かした。さらに「クオリティーが高い選手で、ともに輝かしい未来を築いていけることを願う」と期待を寄せた。

ボアテングも「シャルケのようなトップクラブでプレーできることは単純に幸せ。これは新たな挑戦」と大きな喜びを表している。

1987年、当時の西ベルリンで生まれたボアテングは1994年からヘルタ・ベルリンでサッカーを始めた。2007年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへプレーの場を移し、2008/09シーズン後半戦にはドルトムントへ期限付きで移籍。2009/2010シーズンにはポーツマスでプレーし、その後ACミランと契約した。

ヘルタではブンデスリーガ52試合に出場し4得点、ドルトムントでは10試合に出場した15歳以下チームでドイツ代表に選ばれると、U18を除くすべてのユース年代で代表チームでプレーした。しかし2010年にガーナ国籍を選び、以降は同国代表として9試合に出場し1得点を決めている。2010年W杯南アフリカ大会では、兄弟であるバイエルンのドイツ代表DFジェローム・ボアテングと対峙した。