3連敗中のチーム状況に苦しい表情

日本代表DFが所属するシュトゥットガルトは25日、アウェーでの第3節アウクスブルク戦を1-2で落とし、昇格チームのブラウンシュバイクとともに3試合を終えて勝ち点0のチームとなった。一夜明けた26日にはラバディア監督が解任され、開幕から1カ月経たずしてチームは厚い壁にぶち当たってしまった。

酒井も試合後のインタビューでは、開口一番に「難しいですね」と表情をゆがめた。3連敗という結果もさることながら、酒井にとっては主力CBの2人タスキとニーダーマイヤーが離脱したことで、ディフェンスラインが不安定になっていることは大きなストレスのようだ。「修正がまだできていない」と20歳のリューディガー、新加入がシュバープが構成する急造センターバックに危機感を募らせる。

新監督にはこれまで同クラブのU17チームで指揮を執っていたシュナイダー氏が抜擢されたが、事態が好転するかは未知数だ。酒井の「90分間(監督の指示を実践)できないのがチームの現状」という指摘が本当であれば、監督交代によって大きな変化が起こるとは期待しにくい。まずは選手1人ひとりがこれまで以上にチームプレーに徹し、一つのコンセプトを共有しようという意識を持つ必要がある。

以前から戦術面でのまとまりに課題があるとみていた酒井は「今シーズンは自分の考えを徹底的に言おうと思ってる。たとえ監督でも言い返したいときは言い返す」とチームの意識改革に取り組むつもりだ。昨季までシュトゥットガルトに所属した岡崎がマインツへと移籍し、チームメートと改めて向き合わされたことが契機になったという。

「がむしゃらにやりたい」という思いと、自分のことばかり考えてもいられない現実との間で葛藤している。酒井はこの葛藤を乗り越え、チームを再生させる選手になることができるか。シュトゥットガルトでの3季目を迎えた22歳はいま、転機を迎えている。