開幕戦は後半から途中出場した乾。まずは調整遅れを取り戻したい
開幕戦は後半から途中出場した乾。まずは調整遅れを取り戻したい

屈辱晴らせるか

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第2節、ホームで3冠王者バイエルン戦

フランクフルト 対 バイエルン

ブンデスリーガ第2節初日は8月17日、各地で7試合が行われる。日本代表MF乾貴士の所属するアイントラハト・フランクフルトは、ホームに昨季3冠王者バイエルンを迎える。


昨季、昇格組としては異例の快進撃をみせ話題を集めたフランクフルト。最終的には6位でシーズンを終え、EL出場権をも獲得した。しかしホームで行われた第28節バイエルン戦では、驚異の強さを誇る王者に0-1で敗れると史上最速Vをアシストすることに。目の前で胴上げをながめるという屈辱を味わった。その雪辱を期して臨む今節だが、勝利えおつかみとることは非常に難しいと言える。バイエルンは昨シーズンから通算でリーグ26試合連続で負けていない。フランクフルトを下せば、クラブタイ記録の27試合負けなしとなる。

今季フランクフルトは、ホッフェンハイムからFWホセルとMFシュテファン・シュレック、フライブルクからMFヤン・ローゼンタールなどを獲得したが、それ以外は選手の入れ替えは最小限に留めた。昨シーズンからのメンバーをほぼキープし、チーム作りを行なってきたため、チーム力の向上は期待できる。しかしその本来の実力を発揮できずに終わった開幕戦は、昇格チームのヘルタ・ベルリンに1-6という惨敗を喫してしまった。選手たちが自信喪失せず切り替え、再び挑戦者の気持ちでこの一戦に臨むことができれば、フェー監督が「スポーツの素晴らしいところはサプライズが起こることだよ」と話すように一矢報いる可能性はあるかもしれない。22日にはELプレーオフ第1戦を控えていることもあり、リーグ戦連敗はどうしても避けたい。

コンフェデレーションズカップ出場の影響で調整遅れの乾貴士は、開幕戦は後半から出場したものの、動きに精彩を欠いた。まずはコンディションをきっちり取り戻すのが先決だが、今節では先発の可能性もある。

ペップ・グアルディオラ新監督率いるバイエルンは、プレシーズン大会でも優勝するなど相変わらずの強さをみせつけている。直近のフランクフルト戦9試合では7勝(1敗1分)しており、普段通りの戦いをすれば勝利は堅いと思われる。しかしアウェーのフランクフルト戦ではこれまで10勝18敗14分と負け越しており、足元を救われないよう注意したい。