ブンデスリーガ2部今季みどころ

3部リーグで2シーズンを送ったのち、アルミニア・ビーレフェルトは2部へ復帰した。1年半前には4部降格の危機もあったが、シュテファン・クレーマー監督のもとチームは実力を発揮した。2013/14シーズン、昇格チームとしての戦いぶりに注目される。

3部リーグ第37節、ビーレフェルトがホームでオスナブリュックとの直接対決を1-0で制して悲願の2部復帰を決めた、2013年5月11日。試合終了後には1000人以上のファンがピッチへとなだれ込み、昇格を祝った。クレーマー監督は「すごいことが起こった。クラブもサポーターも最高。昇格はふさわしい」と興奮冷めやらぬ様子で話した。ビーレフェルトの町は、2部でのスタートに熱狂している。

成功の秘訣はチームスピリット


「選手個人のレベルは最高クラスではないが、チーム力としてはおそらくベスト」と、昇格決定後に何度も強調したクラーマー監督。高いチームスピリットで一致団結すれば何が可能になるか、示してみせたのだ。今度は2部でもこの成功のマニュアルを貫き通す。

息のあったチームはさらに強化され、新シーズンへと突入する。昨季の中心選手は全員残った。中でも契約を3年延長したFWファビアン・クロース(20得点)、オスナブリュック戦で決勝弾を決めたMFゼバスティアン・ヒレ(9得点)の存在は大きい。DFマーセル・アッピアーとGKパトリック・プラティンスは2011年の3部降格で悔しい思いを味わった2人だ。

新たに加わったのはオリバー・ペーターシュ(アイントラハト・ブラウンシュバイク)、ジェローム・プロフェター(ビクトリア・ケルン)、エルドアン・イェシルユルト(アイントラハト・トリアー)だ。

さらに攻撃面補強のため、3部降格のレーゲンスブルクからフランキー・センボロを獲得。ウーリヒ社長はチーム補強はこれで終了したというが、8月31日の移籍期間終了までにまだ獲得の可能性はある。

クラブはセンボロという「最大の獲得希望選手との契約に成功した」とウーリヒ社長は言う。クレーマー監督も「フランキー(センボロ)はうちのチームにぴったりの選手。決定力があり1対1にも強い。そういう選手を我々は必要としている」と評している。

昨季8得点を挙げたセンボロだが、レーゲンスブルクの降格を避けることは出来なかった。「どうしても2部でプレーしたかった。新たな挑戦が楽しみ。結束だけが2部残留を果たすカギ。それがレーゲンスブルクにはなかった」と27歳のコンゴ代表は意気込みを語っている。

「まだまだ上昇の可能性はある」


「自分が率いた約80試合で、チームはまだ一度も連敗していない。だが(2部昇格で)それが当たり前でなくなることに慣れなければ」とクレーマー監督は謙虚だ。「厳しい状況でも、強い気持ちを持ち続けることが大事」と気を引き締めている。

目標は2部残留。それ以外は視野にない。「残留できれば、昇格と同じくらいの価値がある」。それまでの道のりでは相手にとって嫌なチームであること、そしてアグレッシブなサッカーで一目置かれることを目指す。特に昨季13勝5分と負けなしの本拠地では、新シーズンでも相手チームが快適に感じることはないだろう。

開幕戦は敵地でフュルトと対戦する。ホーム初戦はウニオン・ベルリンを迎え、DFB杯1回戦では本拠でアイントラハト・ブラウンシュバイクを迎え撃つ。

クレーマー監督はチームを信頼し、成長を信じている。「まだまだ上へ行ける可能性はある。潜在能力を引き出すことができれば、十分な勝ち点を獲得することはできる」。

マークス・ホフマン(Markus Hoffmann)

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