今季、主将のラームとともにチームをけん引したシュバインシュタイガー
今季、主将のラームとともにチームをけん引したシュバインシュタイガー

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今シーズンを振り返る(5)

紹介予定のトピック

【ミュンヘン発・bundesliga.de 編集部】ブンデスリーガ2012/13シーズンは5月18日、第34節をもって全日程が終了。結果はバイエルンが3年ぶりの優勝を果たし、昨季2冠のドルトムントは勝ち点差25をつけられるとうい形で2位に甘んじた。日本人所属のクラブに関しては、延べ4チームが来季の欧州チャンピオンズリーグもしくは欧州リーグへの切符を手にしている。bundesliga.deは今季最も印象的だった13のトピックをシリーズで紹介する。

のキャリアが、昨季CL決勝での悲劇的結末のあと転落するのではないかと危ぐした者は、その考えをあらためさせられることとなった。28歳のMFは今季、バイエルンでリーダー的キープレーヤーとしてさらに存在感を増した。ユップ・ハインケス監督が数日前に、シュバインシュタイガーをあらためて「世界最高のMF」と称賛したことは驚くことではない。

1998年からバイエルンに所属し、これまでに6つのタイトルを獲得しているシュバインシュタイガーにまだ欠けるものはビッグタイトル、つまりCL優勝だ。しかし自身にプレッシャーをかけることはせず、「タイトルが獲得できなかったからといって、長生きはしないと思うよ。勝てたら素晴らしいし、勝てなければ理由がある。そうなればまた次回トライするだけだ」と冷静だ。

今季のモチベーションは、チェルシー戦での苦い敗戦からわいてきた。これにより、さらに「ことし達成する」という気持ちに拍車がかかった。しかし彼の長所はまた「けがをせずにやってきたこと、これがもっとも大切だった」。そして主将とともに「チームを前へとけん引する」ことを試みた。少なくともリーグ戦では、著しい成功を収めたといえる。



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