得点王目指すキースリング「全力を尽くす」

ブンデスリーガ第34節は5月18日、フライブルク対シャルケ、フランクフルト対ウォルフスブルクに加え、デュッセルドルフ、アウクスブルク、ホッフェンハイムの3チームが残留をかけて戦うほか、各地で下記の4試合がいっせいに行われる。いずれもキックオフはドイツ時間の15時30分となる。

フライブルク対シャルケの見どころへ

フランクフルト対ウォルフスブルクの見どころへ

3チームによって繰り広げられる残留争いの見どころへ



ハンブルガーSV 対 レーバークーゼン


日本代表MF細貝萌が所属するレーバークーゼンは前節でハノーファーを下し、3位で今季を終えることが決定。8度目の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権も手中に収めた。また、この試合ではFW キースリング が今季通算24点目を挙げ、ドルトムントのFWレバンドフスキ(23得点)を抜いて得点ランキング首位に立っている。ハンブルガーSVとの対戦では、直近の7試合で3勝4分と負けなしできているレーバークーゼンだが、今回の試合は「『得点王の大砲』(ブンデスリーガの得点王に送られるオブジェ)をレーバークーゼンにもたらすために全力を尽くす」と意気込むキースリングの個人タイトルの行方に焦点が当てられることになるだろう。前節途中出場となった細貝は、この試合でもベンチスタートが濃厚だ。

逆に現在7位のハンブルガーSVは、最終節を前に6位のフランクフルトとの勝ち点差を2としており、わずかではあるもののEL出場の可能性を残している。ただ、得失点差では13点の開きがあるため、ハンブルガーSVがレーバークーゼンを下し、フランクフルトがウォルフスブルクに負けた場合のみこれが実現する。今シーズンは通算52失点という守備の甘さに不安も残るが、ともに12得点のFWコンビ、ルドネフス孫(ソン)の活躍に期待したいところ。



シュトゥットガルト 対 マインツ


日本代表FW岡崎慎司と同DF酒井高徳シュトゥットガルトは、本拠地にマインツを迎える。両チームともに、すでに残留を決めていると同時に、欧州の舞台への切符を逃しているために、この試合の結果はそれ程大きな意味を持たない。しかし、6月1日にDFB杯決勝を控えているシュトゥットガルトの選手一同は、これを最後のアピールの機会と見て、全力で臨むことになるだろう。シュトゥットガルトは今季15敗で、これはクラブ史上3番目の黒星数(1974/75シーズンの18敗、2010/11シーズンの16敗に次ぐ)。だが、マインツも今シーズンはすでに11試合で引き分けており、ここ8戦連続で勝利から見放されている。また、クラブの得点源もシュトゥットガルトではFWイビシェビッチ(15得点)、マインツではFWソロイとともに一極集中しており、似た者同士の対戦となる。岡崎と酒井は共にベンチ入りの見込み。ラバディア監督は記者会見で「今季は難しいシーズンになった。なんとか成功を収めて、最後を飾りたい」と話した。



ニュルンベルク 対 ブレーメン


ホームにブレーメンを迎える日本代表MF清武弘嗣とMF金崎夢生ニュルンベルク。3年連続で勝ち点40の大台を突破したニュルンベルクは、昇格から5年間、まったく2部降格圏内に低迷することなく安定した成績を残してきた。ブレーメン戦では直近の5試合で1度しか黒星を喫していないものの(2011年3月)、本拠地ではブレーメン相手に5試合連続白星がない。ただ、清武(ふくらはぎの内出血)をはじめとする主力選手の故障が目立つのが気になるところ。ウィージンガー監督は「(前節の)デュッセルドルフ戦では非常に意欲が高かった。この流れで今回も臨みたい」と話した。

一方のブレーメンはすでに14位でシーズンを終えることが確定しており、実に33年ぶりとなる冴えない順位での締めくくりとなった。この最終節でニュルンベルクに負けるようなことがあれば、勝ち点の面で不名誉なクラブ記録更新となるため、それだけは避けたいところだろう。



メンヘングラートバッハ 対 バイエルン


前節終了後には、すでに優勝皿を授与された今季王者バイエルン。シーズンを通して様々な新記録を樹立し、圧倒的な強さをみせつけているだけでなく、CL決勝とDFB杯決勝にも進出しており、3冠達成の可能性も残している。通常なら主力お温存も考えられる状況だが、この試合はハインケス現監督にとって最後の試合ともなり、選手たちの奮起が予想される。また、今節でも勝利を飾ることができれば、さらに記録更新も可能となるだけあって、それなりに真剣な戦いが期待される。対戦相手のメンヘングラートバッハは、EL出場に向けてわずかではあるものの可能性を残している。ただ、そのためにはバイエルンを6点差で下す必要があり、さらにハンブルガーSVが負けなければいけないため、もはや非現実的といえるだろう。