岡崎慎司 最終節マインツ戦インタビュー

日本代表FWと同DFが所属するシュトゥットガルトは、5月18日に行われた今季最終節マインツ戦を2-2で引き分けた。岡崎は先発出場し、1-1の同点弾の起点になったが得点はできず、今季通算1ゴールでシーズンを終えた。試合後、岡崎がDFB杯決勝(6月1日、ベルリン)や来季に向けて意気込みを語った。

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――前半先制されて、そこから逆転したけど追いつかれて。

岡崎 まあチーム全体として、なんかホントに90分間ふわっとしてたかなっていう感じがします。比較的相手のほうがやることがしっかりしてて、まとまってたのかなっていう。こっちは逆に、単体で攻撃してたっていうか。まあ、終わってみてなんか、久々に暑かったんでみんなも自分自身も動けなかったっていうのがあった。

――選手たちにはポカールに向けてアピールという意識はあった?

岡崎 んーまあ、自分だったりとかはあるけど、たとえば周りとかはそういうふうには思ってなかったと思うし、はい。絶対勝ちたいっていう試合ではちゃんと役割が決まっていて、そこから出て行くことができてるときは、うちのチームはいいんですけど。やっぱり攻撃になったときに、全体的に前に前に行きすぎて、つくらないといけないところで(本来のポジションから)いなくなっちゃうんで。

――同点のシーンでは起点になった。

岡崎 そうですねえ。ああやって前向きにボールを落とされた時には自分のプレーができるし。そういうプレーをできる瞬間が少なすぎるっていうのは、このチームでやってていつも思うっていうか。いまの状況だったら自分はやっぱ存在感を出さなきゃいけないんで。そういう風にみると、自分は消えてる時間も多かったし、正直、交代させられてしょうがないなって思ったし。今シーズンの自分が一番苦戦してた部分がモロに出たのかなって。可もなく負荷もなくっていうプレーをしてしまうっていうか、インパクトもなく70分ぐらいで一番最初に交代させられるっていう、象徴的な試合だったのかなと思います。そのへんは来年やっぱりやっていかないといけないかなと思います。

――このチーム状況だと、DFB杯での勝機もみえてこないのでは。

岡崎 自分たちがなんで強いチーム相手に頑張れるかっていうと、(戦い方が)はっきりするじゃないですか? オレらはどっちかっていうと力が同じか、下のほうのチームに対してはどうしても行けるから、みんな前に行っちゃうんですけど、逆にそこでカウンターでやり返されるっていうパターンが多い。でも強い相手とやるときはちょっと下がり気味に守るんで、その場合はシャルケ戦みたいに勝てる可能性はあるし、バイエルンが相手だとしても、前半で点入れられない限り自分たちにチャンスはあるんじゃないかなと思いますね。


――タイトルのかかる試合になるが、個人の心境としては?

岡崎 チームに貢献してないっていう思いが今シーズンはあるんで、そこで一発結果出して、なんかチームに残せたらなって思えるようなシーズンにしたいですね。ポカール(DFB杯)はずっと自分も試合に出てるんで、そう思うとチャンスなのかなって気がしないでもないですね。

――シュトゥットガルトでの3季目が終わって、どんなチームなのかは分かった。来季も戦い方はあまり変わらないと思うが、岡崎選手としてはどんなシーズンにしたいと思う?

岡崎 本当に難しいと思うんですけど、ただ難しいって言ってても、抜け出さないといけないし。もっと自分のやりたいことをやれるようになればいいんですけど、いまは周りに合わせてることで犠牲になってるって意識があるんで、気持ち的にもスッキリせずに終わってしまう。それを犠牲になっているって考えないで、周りの求めてることもやりながら、自分のやりたいこととも照らし合わせていければ、(ゴールを)決めるところでも自分のいい形が出ると思うし。自分のいい形をもっと出して、「アイツはここに出せばやってくれる」みたいに思わせていかないと。まだまだ自分のヨーロッパで生きる道を探さなきゃいけないなって思いますね。まだ答えは見つかんないし、来シーズンはまた心機一転して、いいプレーができるようにしていかないといけないと思います。もちろん点取り屋としてやりたいですけど、他の部分もやれないと点取り屋としてもやれないんで、いまはそこでもがいてる最中で、と思いながらやるしかないですね。