ホームにシュトゥットガルトを迎えるシャルケ

ブンデスリーガ第33節は5月11日、各地で一斉にドイツ時間の15時30分から全9試合が行われる。日本代表DFが所属するシャルケはホームに同FWと同DFのシュトゥットガルトを迎える。

シャルケ 対 シュトゥットガルト


残り2試合となった前節終了時点で、シャルケは、最低でも来季欧州リーグ(EL)の出場権(6位以内)は確実に手中にしている。しかしチームが目指すのはそのさらに上、つまり欧州チャンピオンズリーグ(CL)予選出場権を獲得できるブンデスリーガ4位で今季を終えること。そのためには、あと2節のうち1試合で勝ち点3を獲得することが条件となる。今節の相手は、ここ2戦で残留争いをするアウクスブルクに0-3すでに降格が決定したフュルトに0-2という、まさかの完敗を喫したシュトゥットガルト。その1勝を挙げるには絶好の相手といえる。このチャンスを逃せば、最終節ではやはり上位争いをする強敵フライブルクが待っているため、ここできっちりと勝っておきたい。ブンデスリーガ4位のチームには、ことし8月下旬に行われるCL最終予選プレーオフ(ホームアンドアウェー)出場権が与えられる。

一方のシュトゥットガルトは、今季はリーグ戦、DFB杯そしてELと3つの大会を戦い、過密日程による疲労が常に問題だった。敵地でシャルケに臨む11日の試合は、シュトゥットガルトにとって今季公式戦50試合目となり、ブンデスリーガでこれより多い試合数をこなしているのはバイエルンのみだ。さらにただでさえ層の薄いチーム、怪我による長期離脱者が出るなど慢性的な人員不足もあり、ELではベスト16進出、DFB杯では決勝進出を果たしたものの、肝心のリーグ戦では好調をキープすることができず総合的にいい結果は出せていない。

前半戦の同カードは、両チームが一発退場を出したため20人で終えるという激しい試合となったが、エースのFWイビシェビッチが3ゴールを決める大活躍で、シュトゥットガルトが3-1で勝利した。しかし当時のシャルケは絶不調に陥っていた時期にあり、監督交代を経て上位への浮上を果たした現在のチームはまったく別ものといえる。今季は得点力に欠け、32試合で33ゴールという不名誉なクラブ史上最低記録をマークしているシュトゥットガルトにとって、シャルケの守備陣を攻め崩すのは難しいだろう。

シャルケのケラー監督はシュトゥットガルト出身で、選手としても7年間在籍した経験がある。監督としては9試合で指揮を執ったのみで、ラバディア現監督がその後を継いだ。シュトゥットガルト新旧監督対決を前に、ケラー監督は「シュトゥットガルトとの対戦は私にとって特別なもの。だが、(勝利すれば、CL出場権の獲得へ向け)大きく前進することが出来る。それが最も重要なこと」と意気込み十分。ラバディア監督は「シャルケは後半戦で素晴らしい成績を残している。CL出場を目指しており、そのために(今回の対戦では)全力で向かってくるだろう」と野心に燃える対戦相手を警戒した。

この試合、シュトゥットガルトは長期離脱者に加え、主力右サイドバックの酒井は累積警告が出場停止。また前節に退場処分となったDFリューディガーが3試合の出場停止処分を受けたほか、同じくDFのロペスは肉離れで欠場。アキレス腱負傷で欠場が続いている主将タスキは、今週からチーム練習に参加しており、復帰に期待がかかる。

シャルケはMFドラクスラーが累積警告で出場停止だが、前節のハンブルク戦で怪我から復帰し、いきなり3ゴールを挙げたエースFWフンテラ-の存在は心強い。またケラー監督は10日、肉離れで長期離脱していたペルー代表MFファルファンについて「今週、問題なく練習できた」と、11日の試合でメンバーに復帰させることを明らかにした。出場すれば、4月6日に行われた第28節のブレーメン戦以来。相棒の内田にも大きな朗報だ。