ダイビングヘッドで今季2点目

ブンデスリーガ第32節は5月5日、次の2試合で幕を閉じた。

ハンブルガーSV 1-1 ウォルフスブルク


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日本代表MFが所属するウォルフスブルクは敵地でハンブルガーSVと対戦。前半終了間際の失点で一時は劣勢に陥ったが、65分に長谷部の今季2点目で追いつくと、1-1で引き分けた。右SBの長谷部は6戦連続でフル出場した。

前節で今季のホーム3勝目を挙げ、さらに連勝中と勢いに乗っているウォルフスブルク。得意としている敵地で3連勝といきたいところだが、開始直後に早くも失点の危機を迎える。3分、ハンブルガーSVのMFバデリによる左サイドからのクロスを、司令塔がボレー。これはGKベナーリオがしっかりセーブしたものの、嫌な立ち上がりとなった。

攻撃でもなかなかリズムに乗ることができない。最初の好機は24分、長谷部が自陣からの縦パスで右MFビリーニャを走らせ、GKと1対1のシュートチャンスを作り出すが、ビリーニャがゴール左に外した。31分にもFWオリッチが相手CBのミスを突き、GKと1対1の状況からシュートを放つが、ミートすることができない。前半は全体を通して動きの乏しい展開となったが、終了間際の45分、ついに試合が動く。ハンブルガーSVが中盤右サイドでFKを獲得した45分、ファンデアファートが大きく弧を描くようなクロスを入れると、DFが空中戦を制し、頭で先制点を押し込んだ。

後半、1点差を追うウォルフスブルクは得点が欲しいところだが、逆に47分、59分と失点のピンチを迎える。痺れを切らしたヘッキング監督は64分、FWドストとMFペリシッチの2選手を投入し、攻撃面での活性化を図る。すると、これが功を奏し、直後の65分には同点ゴールが生まれる。が左サイドで仕掛け、ゴール前へ低い軌道のクロスを入れると、ファーサイドから駆け込んできた長谷部がダイビングヘッドでゴールネットを揺らした。

ウォルフスブルクは長谷部の今季2点目で勢いづき、逆転のチャンスを立て続けに作っていく。しかし、ドストが再三の好機でシュートを外すなど、ゴール前で精彩を欠いたため、追加点は得られなかった。1-1のまま試合終了となり、ウォルフスブルクは3連勝こそ逃したものの8戦負けなし。ハンブルガーSVはメンヘングラートバッハを抜き、7位へと浮上した。


フライブルク 2-0 アウクスブルク


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来季の欧州リーグ(EL)出場権を狙うフライブルクは本拠地で、残留争いの渦中にあるアウクスブルクと対戦。アウクスブルクが押し込む時間帯もあったが、最後は決定力で勝ったフライブルクに2-0で軍配が上がった。

EL出場権を得るために現状の6位を守らなければならないフライブルクと、引き分け以上で降格圏からの脱却が実現する16位アウクスブルクが顔を合わせたこの一戦は、両チームにとって来季の行方を左右する非常に重要な試合となった。静かな立ち上がりから、最初の決定機を作ったのはアウクスブルク。11分、相手陣中央でのインターセプトから、ゴール右のスペースへ走り込んでいたFWメルダースに絶妙なスルーパスが出る。しかし、ここはメルダースのシュートがGK正面を突き、決定的なチャンスを不意にする。アウクスブルクはこの直後と23分にも好機を迎えたが、シュート精度を欠いたことで得点できない。

すると、ここまで攻撃の糸口をつかめずにいたフライブルクが、ワンチャンスから先制に成功。31分、右SBムイジャが相手ペナルティエリア右でロングボールを収めると、1人を経由してゴール右のMFシュミードにパスが通る。同選手のシュートはGKマニンガーの好セーブに阻まれるも、MFが詰めて、ゴールネットを揺らした。前半はフライブルクペースのまま1-0で終了する。

後半はアウクスブルクが巻き返しを図るが、得点したのは再びフライブルク。61分、一瞬の隙をつき、相手の両CBの間を走り抜けたに、クルーゼから絶好のタイミングでスルーパスが入ると、2-0となるゴールが生まれた。2点差を追うアウクスブルクは、66分にFKからDFが惜しいシュートを放つなど、いくつかの好機を作り出したが、最後まで得点することは出来ず。ホームのフライブルクが2-0で勝利し、ELの出場権争いで一歩前進した。降格圏から脱却するチャンスを逃したアウクスブルクは、2部との入れ替え戦に進む16位にとどまった。