内田は先発も、脳しんとうのため前半のみで退く

ブンデスリーガ第32節初日は5月3日に1試合が行われ、日本代表DFが所属するシャルケは敵地でメンヘングラートバッハと対戦。0-0で迎えた82分にMFドラクスラーが均衡を破る決勝点を決め、1-0で辛勝した。内田は右サイドバックで先発したが、前半10分に相手のDFダムスと激しく交錯。前半は最後までプレーしたが、シャルケによれば、ハーフタイム中にロッカーで頭痛と吐き気を訴えたため交代。病院に運ばれ、脳しんとうの診断を受けたことが試合後に発表された。

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メンヘングラートバッハ 0-1 シャルケ


シャルケは前節ハンブルガーSV戦における勝利で、来季での欧州チャンピオンズリーグ(CL)予選出場権が得られる4位の座を堅守。今回の一戦では、勝ち点差3と僅差で追う5位フランクフルトに追随を許さないためにも、アウェーながら勝ち点の獲得が必須となった。しかし、前半は低い位置に守備ブロックを敷くメンヘングラートバッハに対し、攻めあぐねる。前節で3得点1アシストと大爆発したFWフンテラーも、まったく見せ場がなかった。

一方のメンヘングラートバッハは、決め手こそ欠いたものの、カウンターから何度かシャルケ陣をえぐる。最大の決定機は15分、ロングボールに合わせてMFヘアマンが左サイドのスペースへ飛び出し、ペナルティエリア中央でフリーのFWムラパへ絶妙なパス。しかし、ここはムラパがシュートミスで枠を大きく外した。シャルケの唯一のチャンスは34分、ペナルティエリア手前右でパスを受けたMFが左足でミドルシュートを放った場面。ゴール左隅に鋭いシュートが襲い掛かったが、これはGKテアステーゲンの好セーブに阻まれた。前半は両チーム無得点で終了。

後半は右サイドで先発していた内田抜きでの開始となる。内田は前半10分、元ベルギー代表DFダムスと激しく交錯したことで、一時プレーの続行が困難となっていた。前半は最後までプレーしたが、ハーフタイム中に脳しんとうの疑いで病院へ運ばれた。試合はメンヘングラートバッハが攻勢を強める。52分、MFチャカが相手DFからのクリアボールをボレーでゴールへ弾き返したのを皮切りに、いずれもポストに嫌われたが、55分にチャカが、63分にはアランゴが惜しいシュートを放った。

押し込まれるたシャルケだが、苦しい時間を無失点で切り抜け迎えた82分、ついに待望の先制点が舞い込む。ペナルティエリア左でMFがラファエルとのコンビネーションからゴール前へ抜け出し、右足で自身の今季8点目を突き刺した。これが決勝点となり、シャルケは接戦を制して2連勝。来季でのCL予選出場権獲得へ向け、大きな一歩を踏み出した。