シャルケの出来を左右する2選手

【ミュンヘン発・bundesliga.de編集部】 4月28日、オランダ代表FWが5試合ぶりに復帰を果たすと同時に、ハンブルク相手に4-1と大勝を収めたシャルケ。「ハンター」の異名を持つフンテラーは3得点1アシストの大活躍を見せ、その存在感をアピールして見せた。


この試合の後、ケラー監督は「復帰戦でここまで活躍してくれ、見事としか言いようがない。終始、素晴らしいプレーだった。フンテラーがボールを持つ度に、ハンブルク側は手を焼いていた」と、勝利の立役者を手放しで称賛した。

監督の言葉通り、シャルケが4位で今季を終えることができるかどうかは、フンテラーが好調を維持できるかどうかにかかっているとも言える。欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得をシーズン目標として掲げているシャルケだが、本戦からの出場が約束された3位という順位は現実的でなくなった。だが、「4位でのCL予選出場に頭を切り替えている」とドイツ代表MFも話すように、予選経由でもCL出場を、と目指すところはひとつだ。

そんな中、フンテラーが再び出場可能となっただけでなく、復帰戦でいきなり3得点を決めて今季チーム最多得点を記録したのは心強いかぎりだろう。「最高の感触だよ」と、本人も4月28日の試合後にコメントした。

「実力は承知の上」

そんなフンテラーの重要性を物語るデータがある。フンテラーが出場した場合、シャルケは1試合平均で勝ち点1.4を獲得。逆にフンテラー抜きで臨んだブンデスリーガ戦では、8試合で3勝2分3敗(勝ち点平均1.125)に終わっており、フンテラーの活躍がなければ現在勝ち点43でリーグ8位に沈んでいる、という計算になる。

シャルケ主将のドイツ代表DFが「フンテラーが復帰してくれて本当にうれしい」と話すのも無理はない。「誰もがその実力は承知してるからね」と、ドラクスラーもチームを代表してその実績に太鼓判を押した。

ファルファンは欠場

しかし、フンテラーと共にシャルケにとって欠かせない存在とも言えるは、太ももの肉離れによる離脱が長く、メンヘングラートバッハ戦にも間に合わないとされている。

右サイドを全力突破するファルファンの強力な攻撃参加はシャルケにとって大きな意味を持つとともに、チームの原動力となり、想像力に富んだプレーができる選手であるだけに、この穴は大きい。

今季ファルファンが欠場の試合では、1試合平均で手にする勝ち点が0.6も少なくなっている。それもそのはず、ファルファンは今季、平均してチームの5ゴール中1ゴールには直接絡んでいるのだ(6得点6アシスト)。

残すはあと3試合

このように際立った成績を残している選手が出場できないのは、明らかな痛手。特に残りの3試合では、直近の対戦では敵地で5連敗中と苦手にしているメンヘングラートバッハを筆頭に、が待ち受けている。

シーズンの出来を左右するといっても過言ではないこれらの試合を前に、「4位争いはまだまだし烈。前節の大勝で少しは余裕ができたけど、しっかり集中して残りの試合に臨まなければ」と、ヘーベデスも気を引き締めるように語っている。

頼みの綱のフンテラーも、「ハンブルクを下して最初のステップを踏み出しはしたものの、まだ3試合残っている。まずはグラートバッハ相手に勝利を収めて、また勝ち点3を手にしておきたい」と冷静に分析。今節でも同じように大量得点を奪うことができれば、シャルケが4位の座を手中に収める可能性もより高くなるだろう。

グレゴア・ネントビク (Gregor Nentwig)