終盤に2失点も2戦合計4-3で逃げ切る

欧州チャンピオンズリーグ(CL)は4月30日、準決勝第2戦の1試合が行われ、クラブ史上2度目の決勝進出を目指すドルトムントが敵地サンティアゴ・ベルナベウで、スペインの名門レアル・マドリードと対戦した。第1戦を4-1で先勝したドルトムントは序盤のレアルの攻撃をしのぎ、その後は何度かチャンスを作るなど奮戦。終盤に2失点を喫したが2戦合計4-3で逃げ切り、一足先に決勝進出を決めた。


レアル・マドリード 2-0 ドルトムント



24日に行われた第1戦では、1-4と大敗を喫したレアル・マドリード。大半の予想通り、この日は試合開始直後から積極的に攻撃をしかけてきた。エースのロナウドを筆頭に、ディマリア、ドイツ代表MFエジルらがドルトムントゴールに襲いかかるが、GKのファインセーブに阻まれ、先制点を奪うことができない。そんななか、必死に持ちこたえるドルトムントにMF負傷というハプニング。左太ももを痛めたため、14分にMFと交代した。

20分あたりからは少し落ち着きを取り戻したドルトムント。35分にはこの試合初めてのコーナーを獲得する。しかし、第1戦では4得点のFWにタイミングが合わず、ロナウドにヘディングでクリアされる。それでもドルトムントが中盤でボールを持つ回数が増え、レアルも決定的なチャンスを作り出すことができないまま前半終了となる。

両チームともに交代なく迎えた後半、決勝進出を確実にするためにゴールを決めたいドルトムントだが、49分に続き、50分にはレバンドフスキのシュートがクロスバーを直撃。前半とはうって変わり、ドルトムントが試合の主導権を握り始める。大逆転のために大量得点が必要なレアルは、57分にカカとベンゼマを投入し攻撃陣の活性化を図るが、次の決定機はまたしてもドルトムント。右サイドのMFからフラットなパスを受けたが、完全にフリーでシュートを放つが、これはGKロペスの正面を突く。

レアルはロナウド、カカらが個人技を活かして必死に攻撃をしかけるが、前半序盤のような勢いはなく、まとまりに欠けるプレーが目立つ。それでも、83分にはついにレアルが先制。カカからボールは右サイドのエジルへ。パスに合わせてゴール前へ走り込んできたベンゼマがゴールネットを揺らした。勢いに乗るレアルはさらに88分、ベンゼマからのパスを受けたラモスが追加点を決め、2-0とする。あと1点で決勝進出となるレアルは、ここから怒号の攻撃をしかけるものの、時すでに遅し。試合は2-0のまま終了し、ドルトムントが辛くもCL決勝への切符を手にした。

試合後、クロップ監督は「最後にはかなり際どくなったしまった。序盤のレアルの猛攻は予想はしていたものの、25分あたりからやっと向こうのペースが落ちてきて一息つくことができた。後半に入ってからはこっちにも何度か大きなチャンスがあったが、決めきれなかった。(レアルのGK)ロペスの反応は見事だったね。0-2で負けてしまったが、若いチームだし非常によくやってくれた。とにかく、これまでで最も嬉しい敗戦だ」と、終始にこやかに語った。

決勝戦は5月25日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催される。ドルトムントの対戦相手は、5月1日にバルセロナ(スペイン)のホームで行われる、バルセロナ対バイエルン(ドイツ)の準決勝第2戦を経て決定する。