敵地フュルトで3-2勝利

ブンデスリーガ第31節初日は4月26日に1試合が行われ、日本代表DFが所属するハノーファーは敵地でフュルトと接戦の末に、3-2で勝利した。酒井は右サイドバックで今季2度目のフル出場を果たした。

フュルト 2-3 ハノーファー


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前節でバイエルンに1-6と完敗したハノーファー。2連敗によって、来季での欧州リーグ(EL)出場権が得られる最低ラインの6位フランクフルトとは、勝ち点差が7まで広がっていた。この試合では、挽回のわずかな可能性を絶やさないためにも勝ち点3の奪取が必須となったが、前半は予想外に苦戦を強いられる。ポゼッションでは勝ったものの、フュルトの守備ブロックを崩せず、シュートまで持ち込めない。逆に9分のMFクラウス、10分のMFプリプがシュートを放った場面では、いずれもGKと1対1の状況を作られ、失点の大ピンチを迎えた。このまま悪い流れが断ち切れずに、14分と19分にもフリーでのヘディングシュートを浴びる。

しかし、フュルトが決め手を欠いたことで、均衡が破れないまま終盤を迎えると、ハノーファーがワンチャンスから試合を動かす。36分、右サイドのヤコナンが酒井からの見事なスルーパスに合わせて飛び出すと、グラウンダーの折り返しにFWが滑り込んでゴールネットを揺らした。ところが、起死回生の一発にハノーファーが沸いたのも束の間、38分に再び危ないシュートを打たれると、41分にはコンビネーションからペナルティエリア手前でパスを受けたFWにドリブル突破を許し、ゴール左に同点弾を沈められた。

後半もフュルト攻勢で試合が進む。58分、GKツィーラーが見事な反応で間一髪クリアしたが、スルーパスからDFライン裏に飛び出したジュルジッチがループシュートで勝ち越しを狙った。60分にもガイスの放ったFKからのシュートがクロスバーを直撃。しかし、後手に回っていたハノーファーが、前半同様にワンチャンスから再び試合を動かす。71分、酒井が敵陣右サイドでCKを獲得すると、のヘディングゴールが生まれ、2-1となった。

押しながらもまたもや劣勢に陥ったフュルトは83分、FKからのクロスをジュルジッチが強烈なヘディングで押し込み、この日2本目の同点ゴールを決める。しかし、その5分後、ハノーファーが今季EL決勝トーナメント出場者の強さを見せ3点目と奪う。左クロスをジュフがゴール前へ落としたところに、MFがダイレクトで合わせた。これが決勝点となり、ハノーファーは3-2で4戦ぶりに勝利。EL出場権の獲得に望みをつないだ。一方、フュルトは27日にも2部降格が決まる可能性が出てきた。16位アウクスブルクがシュトゥットガルトとの一戦で、引き分け以上の結果を出すことが条件となる。

攻撃で随所にいい動きをみせた酒井は「前半は自分のペースでやれていたと思う。後半はチームとして苦しい時間があったが、それを乗り切ってしっかり勝てたのはよかった」と手応えを口にし、「日頃やっていることがこうして報われて、すごく嬉しい」と自身が先発したリーグ戦での初勝利を喜んだ。