ホームで強豪バルセロナを下す

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦1日目が4月23日に行われ、すでにブンデスリーガ優勝を決め、DFB杯でも決勝進出を果たしているバイエルンが、スペインの名門バルセロナを本拠地アリアンツ・アレーナに迎えた。6シーズン連続でCL4強入りのバルセロナを相手に4-0で快勝、2年連続となる決勝進出に向け大きな一歩を踏み出した。


バイエルン 4-0 バルセロナ


ドイツとスペイン盟主の対戦は序盤から白熱した攻防がピッチ上で繰り広げられた。立ち上がりは、まずホームのバイエルンがペースを握る。2分、MFがMFとのコンビプレーから最初のチャンスをつかむが、シュートはGKに防がれた。バイエルンの堅い守備に手を焼いていたバルセロナも徐々にリズムに乗り始め、じっくりとしたポゼッションからバイエルン陣に少しずつ押し込んでいく。

しかしバイエルンも負けてはいない。気迫あふれる守備でボールを奪うと、素早いパス交換からバルセロナゴールを脅かす。そして25分、バイエルンが均衡を破る。ロッベンのセンタリングをDFが頭で折り返し、走りこんだMFがヘディングシュートを決めた。バルセロナも29分、ペドロの右クロスから惜しいシーンを作り出すが、ここはダンテがクリア。バイエルンが1点リードで前半を折り返した。

後半開始直後、バイエルンが追加点を奪う。49分、右CKをミュラーがヘディングで折り返し、ゴール前でフリーのFWが流し込んだ。出場停止のFWに代わりこの日先発で起用されたゴメスが、ハインケス監督の期待に応えた。なんとか1点でも返しておきたいバルセロナだが、バイエルン守備を崩すことができない。62分、左サイドをうまく抜けたアルバがゴール前のメッシにパスも、その手前でダンテがクリアする。69分にもバルトラがチャンスをつかむが、シュートはGKノイアーがキャッチ。

逆にバイエルンは73分、右サイドを突破したロッベンがそのまま左足でシュートを決め、点差を3に広げた。その後もバイエルンはカウンターから効果的にチャンスを作り出していく。79分、ミュラーが個人技からシュートに持ち込んだシーンはGKの好セーブに防がれたが、82分にDFのアシストを受けたミュラーがダメ押しの4点目。守備陣も気を緩めずに相手の攻撃を無失点で押さえ込み、最高の形で勝利を挙げた。

試合を終えて、2得点の大活躍をみせたミュラーは「自分の仕事を果たすことができた。CL準決勝のような舞台では最善を尽くすのが当たり前だが、そのなかでもチームがこのような結果を出したことに貢献できていい気分」と喜びをかみしめた。

ハインケス監督は「1年を通していいサッカーができている。ピッチの上だけに限らず、ピッチ外でも素晴らしいチームと言うに相応しい集団ができた。(タイトルの取れなかった)過去2年の経験から、選手は成功に飢えている。バルセロナのような強敵を叩くには明確なコンセプトが必要になるが、きょう選手はそれをしっかり実践してくれた。ウチの強みである運動量、闘争心がはっきり出ていた」と選手をねぎらった。

第2戦は5月1日にバルセロナで行われる。