70分にチーム3点目を挙げ、ガッツポーズをする田坂(左)。同僚の元ドイツ代表MFフライヤーから祝福される
70分にチーム3点目を挙げ、ガッツポーズをする田坂(左)。同僚の元ドイツ代表MFフライヤーから祝福される

ボーフム連勝、田坂が今季3点目

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アーレンは本拠で勝利、阿部はシーズン2ゴール目

ボーフム 3―0 ザンクト・パウリ

ブンデスリーガ2部第30節は4月19日、各地で3試合が行われた。MFが所属するボーフムは本拠地にザンクト・パウリを迎え、3-0で下した。田坂は4-4-2システムの右MFでフル出場し、70分にチーム3点目となるゴールを挙げた。MFが所属するアーレンウニオン・ベルリンとホームで対戦し、3-0で勝利。阿部は4-2-3-1のトップ下で先発出場し35分に2-0となるゴールを決め、85分までプレーした。





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前節、ノイルーラー新監督のもと7試合ぶりに勝利を挙げたボーフムは序盤、優勢的に試合を進め、25分にがPKを冷静に決めて先制する。その後は両チームともにチャンスをつかむ互角の展開が繰り広げられたが、37分にデディッチが追加点を挙げる。

守っては守護神がファインセーブを連発し、ザンクト・パウリにゴールを許さない。ボーフムは70分、田坂が左足で17メートルのミドルシュートを決め3-0と点差を広げる。ザンクト・パウリの反撃を最後まで集中した守りで抑えきると、残留に向けて貴重な勝ち点3を手にした。

この日の田坂は、得点シーン以外にも64分に相手DF二人をかわしてシュート、75分には30メートルの距離から強烈なシュートを放つなど、ザンクト・パウリゴールを脅かし続けた。



アーレン 3―0 ウニオン・ベルリン



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前節、ケルンで後半ロスタイムにゴールを決められるという苦い敗戦を味わったアーレンだが、ホームの今節は地元ファンの声援に後押しされ、ウニオン・ベルリンに快勝した。3試合ぶりで移籍後3度目となる先発出場を果たした阿部は、35分に今季2点目のゴールを決め、チームの勝利に貢献した。

前半から主導権を握ったのは、ホームのアーレン。開始2分、左サイドのFKからDFが頭で押し込み、幸先よく先制する。試合前から降り続く雨でピッチの状態が悪いなか、アーレンはボールを支配し優勢に試合を進める。22分には中盤でパスを受けたが、一気にドリブルで上がると強烈な右足シュートを放つが、GKの正面を突き追加点はならず。しかし24分、25分、26分にも立て続けにチャンスを作り出し、完全に主導権を握ると、35分に阿部が追加点を決める。ゴール前の混戦から、シュルツのパスはペナルティエリア右サイドにいた阿部のもとへ。これを落ち着いて左足でゴール左隅へ蹴りこんだ。

後半に入ってもアーレンペースは変わらず、ウニオンにシュートチャンスを与えない。65分には阿部が左サイドから好クロスも、レヒライターのシュートはバーを越えていく。数々の好機を迎えるなか、72分には中盤から飛び出したレヒライターがドリブルで持ち込み、DF1人とGKをかわすと冷静にゴール中央へ決め、3-0。アーレンが快勝した。

今季2ゴール目を決めた阿部は、「前節で嫌な負け方をしたので、みんな悔しさがあった。きょう勝てたのはよかった」と笑顔。「(残留確定のために)あと1勝はしたいですね」と話していた。