4位シャルケと3位レーバークーゼンが直接対決

ブンデスリーガ第29節2日目は4月13日、各地で6試合が行われ、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケは、本拠地に日本代表MF細貝萌の所属するレーバークーゼンを迎える。

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シャルケ 対 レーバークーゼン


ブンデスリーガでは上位4チームに翌シーズンでの欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権が与えられる。とは言っても、その4チームに同様の条件が用意されているわけではない。上位3チームが本選から出場するのに対し、4位のチームはプレーオフから勝ち上がらなければならない。したがって、シーズンを3位で終えることの価値は大きい。現在、3位につけているのはレーバークーゼン。第20節以降、この座を守ってきた。しかし、ここ6戦で5勝を挙げたシャルケが勝ち点差を11から4まで詰め、3位争いに名乗りを挙げた。

第12節の対戦ではレーバークーゼンが2-0で勝利。内田は負傷欠場したが、細貝は左SBで先発し、同サイドでマッチアップしたMFファルファンの攻撃を完璧に封じた。完封勝利の立役者ともいえる働きぶりをみせた。今回は3位争いという状況下で、両チームが再びぶつかり合う。

ここ6試合で5勝を挙げているシャルケ


本拠地での直接対決を制して、勝ち点差を一気に1まで詰めたいシャルケ。後半戦の成績に限定すれば、獲得した勝ち点数は20でバイエルン(33)、ドルトムント(25)に次ぐ3位と好調ぶりがうかがえる。さらに、直近のリーグ戦6試合では5勝と勢いもあるうえ、ホームではケラー監督の就任から5戦4勝と磐石だ。

不安要素があるとすれば、レーバークーゼンとの相性。本拠地での戦績は8勝9敗11分と負け越している。また、主力のペルー代表MFファルファン(筋肉の痛み)、ドイツ代表MFノイシュテッター(累積警告)、オランダ代表FWフンテラー(調整中)、同MFアフェライ(調整中)ら4人が欠場確実で、米国代表MFジョーンズ(足首の裂傷)の出場が危ぶまれているのも痛手だ。

勝利の鍵を握るのは、弱冠19歳のドイツ代表MFドラクスラー。今季はチームトップの8得点でゴールゲッターとしての頭角を現しており、ここ5戦では4得点と頼もしい。さらに今冬加入のラファエルが2試合連続でアシストを決め、存在感を出してきたことはチームにとって大きな収穫だ。また守備陣も実に2年ぶりとなる2試合連続完封を達成。これに大きく貢献した内田は今節でも右SBで先発することになるだろう。今季初めて対戦するレーバークーゼン攻撃陣に、どう対応するのかに注目したい。

ケラー監督は11日、「負傷者が多いという不運はあるが、出場する選手はモチベーションが高く、結果を出したいと強く願っており、能力も高い」とコメント。続けて「(前節)ブレーメン戦のように45分間しかいいプレーができないようなら、レーバークーゼン相手には対抗できないだろう」と警戒した。

後半戦では連勝のないレーバークーゼン


対するレーバークーゼンは前節ウォルフスブルク戦で引き分け、またしても後半戦初の連勝を逃した。第20節の2位争いではドルトムントとの直接対決で破れるという苦渋を味わっているだけに、3位争いとなるこの試合にかける選手の思い入れは強いはずだ。レーバークーゼンで活躍が期待される選手はドイツ代表FW シュアレ 。過去2試合で3得点しており、2010年末以来となる3試合連続ゴールにリーチをかけた。さらに今季18得点で得点ランキング2位のFWキースリングは、これまで不調に陥ることなくコンスタントに得点を重ねてきた。

主力で欠場が決まっているのは累積警告で出場停止のMF ライナーツ とDF ベーニシュ 。さらに膝の負傷で離脱していたDFトプラクと、股関節の痛みで11日の練習を休んだMFカストロの出場が微妙となっている。細貝は第27節で6戦ぶりに出場機会を得たが、短時間のプレーに終わっている。今節欠場する左SBベーニシュの代役は、カドレツが務めることになる見込みで、細貝はベンチから機会をうかがうことになりそうだ。

ヒピエ総監督は11日の記者会見で「シャルケはいま絶好調だ。だが、それを恐れる必要はない。いい結果を出すための準備はできているし、勝つもりで試合に臨む。重要なのは、積極的かつ戦略的に試合を進めること」と試合の展望を発表。続いて「この試合には決勝戦と同じ気持ちで向かう必要がある。だが、それに続く5試合も同様に決勝戦のような雰囲気になるだろう」と気を引き締めた。