第29節を前に4チームを分析

現在ブンデスリーガでは、4チームが激しい残留争いを繰り広げている。最下位18位のフュルトは、2部との入れ替え戦に回る16位アウクスブルクに勝ち点差9まで離され、もはやここからの挽回は現実的ではない。2部への自動降格がほぼ確定したといってよいだろう。第28節を終えて14位から17位にあるブレーメン、デュッセルドルフ、アウクスブルク、ホッフェンハイムに残されたのはわずか6試合。残留争いの渦中にある4チームの状況を分析する。

古豪ブレーメンはここ7試合勝ち星なし


シーズン後半戦、下降の一途をたどっているブレーメンは、14位まで後退。13日には勝ち点2の差で追うデュッセルドルフとの直接対決を控えている。

昨秋ウォルフスブルクに移籍したクラウス・アロフス氏の後任としてこのほどスポーツ担当取締役に就任したアイヒン氏は、言い訳の余地を与えない。「いいかげんに勝ち点を取らなければならない。ミスを防いで、自分たちの仕事をしっかりこなすことが重要。それだけのこと」とチームを戒める。13日のデュッセルドルフ戦では「勝ち点差を広げること」が最優先だと言う。対するデュッセルドルフもここ6戦で勝ち星がなく、不調に陥っている。

14位ブレーメンは下位9チーム中では最多得点。それにもかかわらず、第22節から7試合にわたり勝利がなく、この期間で得た勝ち点はわずか3にとどまっている。この結果はリーグでワースト1位だ。過去を見ても、シャーフ監督の就任以来、第28節を終え勝ち点31という成績はなかった(8勝13敗7分)。ブレーメンが同様の成績に甘んじたのは、1998/99年シーズン。当時はマガト元監督が率いており、シーズン残り4試合の時点で現シャーフ監督が就任した。

何とか残りたい昇格組のデュッセルドルフ


FWが所属する15位デュッセルドルフは、リーグ最高のゴール決定率を誇るチーム。決定的なチャンスでは68パーセントの確率で、得点を決めている。だが現在は不振に陥っており、白星のない直近6試合で獲得した勝ち点はわずか2。今季は直接降格が決まる17位以下に順位を落としたことまだはなく、2部との入れ替え戦に回る16位に後退したのも第12節だけ。昨夏に1部昇格したチームだが、残留争いに勝てるか。

シーズン後半は好調のアウクスブルク


アウクスブルクは、1部残留の望みをつないできた。後半戦ではこれまで勝ち点15を積み上げた。ブレーメン(9ポイント)、デュッセルドルフ(8ポイント)、ホッフェンハイム(11ポイント)を大幅に上回る。直近の2戦では対戦相手よりも多くのシュートを放ったが、いずれも敗戦。シュート数で見ると、ハノーファー戦は25-10、ドルトムント戦では13-12で勝っている。ゴール前での精度さえ上がれば、勝利はそう遠くないだろう。

新監督迎え生気を得たホッフェンハイム


日本代表MF宇佐美貴史が所属する17位ホッフェンハイムの状況は、上の3チームに比べていくらか明るい。4月2日になって監督交代を決断し、ギスドル新監督を迎えた。5日のリーグ戦では3-0でデュッセルドルフを下し、生気を取り戻したようだ。16位アウクスブルクとの差は勝ち点1。15位との差も勝ち点6で、逆転の可能性は十分にある。ここ4試合では2勝1敗1分と、調子が上向いている。チームは勢いを取り戻しつつあり、デュッセルドルフ戦では127.1kmという走行距離でクラブ新記録を打ち立てた。13日には、更なる勝ち点の獲得を狙い、敵地ウォルフスブルクに臨む。