10試合連続負けなしはならず

ブンデスリーガ第29節2日目は4月13日、日本代表DFのシャルケが本拠で同MFのレーバークーゼンと対戦したほか、下記の5試合が行われた。

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バイエルン 4-0 ニュルンベルク


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日本代表MF清武弘嗣とMF金崎夢生が所属するニュルンベルクは敵地で、前節でリーグ優勝を決めたバイエルンに0-4で敗れた。清武は攻撃的MFでフル出場。金崎はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

CL準々決勝で連戦が続いていたバイエルンは先発メンバーを大幅に変更。16日のDFB杯準決勝へ向け主力を温存した。それでも序盤から怒涛の攻撃でニュルンベルクを追い立て、5分にはDFボアテングのゴールで早くも先制。CKからピサロが落としたボールを見事にダイレクトで蹴り込んだ。さらに17分、先制点を取ったボアテングがパスカットからカウンターを始動し、2-0となるFWゴメスのゴールをアシストすると、24にはDFラフィーニャがピサロからの絶妙なスルーパスに反応し、ゴールネットを揺らす。ニュルンベルクはほとんど攻撃の機会を作れないまま、防戦一方で前半を終えた。

後半は開始直後、ニュルンベルクに一矢報いるチャンスが訪れる。47分、清武が絶妙なスルーパスでフランツをペナルティエリア内に走らせると、これがファウルを誘いPKを獲得。1点取り返すかと思われたが、ここはバイエルンのGKシュターケが好セーブをみせ、シモンスのシュートは弾き返された。結局、後半もバイエルンが圧倒的な強さで主導権を離さず、56分にはシャキリが加点。4-0で勝利を挙げ、連勝を12に伸ばすと同時に、1シーズンで25勝、19試合完封という2つの歴代記録に並んだ。ニュルンベルクは10戦ぶりの敗戦を喫した。

試合後、清武は「バイエルンは強かったし、自分たちが良くなかったのでこういう試合になったと思う。次はダービーだから頑張りたい」と悔しそうに話した。


ウォルフスブルク 2-2 ホッフェンハイム


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日本代表MF長谷部誠が所属するウォルフスブルクは本拠地にMF宇佐美貴史ホッフェンハイムを迎え、2-2で引き分けた。長谷部は右サイドバックでフル出場。宇佐美はメンバー外だった。

序盤、主導権を握ったのはウォルフスブルク。13分にMF アーノルドが先制点を挙げた。ホッフェンハイムも徐々にリズムを取り戻し35分、FWシップロックが倒されて得たPKを、MFサリホビッチがしっかりと決めて同点に追いつく。後半、気持ちを入れ替えてピッチに現れたウォルフスブルクは、積極的な動きでホッフェンハイムゴールに迫るが、得点は生まれない。63分、ホッフェンハイムはDFベックが20mの強烈なミドルシュートを決め逆転に成功。しかしウォルフスブルクも粘りをみせる。86分に長谷部がCKを得ると、DF ロドリゲスの正確なキックからDF ナルドがヘディングで同点ゴールを決める。結局、両チーム勝ち点1を分けあう結果で終わった。長谷部はこの日、5本のクロスを上げるなど、積極的に攻撃に絡んだ。



デュッセルドルフ 2-2 ブレーメン


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FW大前元紀が所属するデュッセルドルフは、本拠でブレーメンと対戦し、引き分けた。肋骨負傷のため戦列を離れていた大前は、3試合ぶりにメンバーに復帰し、81分から途中出場を果たした。

低迷するデュッセルドルフは、下位対決の今節で勝利し、1部残留への望みをつなぎたい。対するブレーメンも前節から5つのポジションを変更するなどのてこ入れで、勝ち点3を狙う。先制したのはデュッセルドルフ。序盤から積極的にゴールを狙っていくと2分、右サイドを駆け上がったライジンガーがいきなりのゴールを決めた。しかしブレーメンも16分、カウンターから一気にドリブルで上がった デブロイネがシュート。これは相手DFに弾かれるが、こぼれ球を ユヌゾビッチが押し込んで同点に追いつく。ここからはカウンターの応酬となるが、決定機までは持っていけず。デュッセルドルフは44分にファンデンベアクがGKと1対1の場面を迎えるがこれを外し、同点で前半を折り返した。

後半開始早々、デュッセルドルフは勝ち越しゴールを奪う。ゴール前でランバーツが倒されるが、こぼれたボールをすかさず拾ったライジンガーがこの日2点目をゴール右隅へ決めた。しかし71分、ラトカのオウンゴールでみすみす同点弾を献上する。78分には再びFKからピンチを迎えるが、GKギーファーの好セーブで失点は免れる。デュッセルドルフは81分、疲れのみえてきたライジンガーを下げると、大前を投入し再勝ち越しゴールを狙ったが、得点はできないまま終了のホイッスルが鳴った。

肋骨にヒビが入る怪我のため2週間の欠場から復帰した大前は、3試合ぶりに出場し、「帰ってきてすぐ使ってもらえるのはいいこと。でも途中から出て満足してはいけないと思う。最初から出て活躍してこそ意味がある。もっと高いレベルを目標にしてやっていきたい」と心境を語っていた。



フュルト 1-6 ドルトムント


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欧州チャンピオンズリーグ準決勝でレアル・マドリード(スペイン)と対戦することが決まったドルトムント。視察のため、フュルトのスタジアムにはレアルのジョゼ・モウリーニョ監督が訪れた。その敵将の目の前で、昨季2冠王者はリーグ優勝を逃した憂さ晴らしをするかのようなゴールラッシュで、アウェーで最下位フュルトに完勝。前半だけで5ゴールを奪うと、圧倒的強さをみせつけた。まずは12分にゲッツェが先制弾。15分にギュンドアンが追加点を入れると29分にブワシュチコフスキ、33分に再びギュンドアンがネットを揺らし、前半終了直前の45分にはまたもやゲッツェが得点し、前半で勝負は完全に決まってしまった。フュルトは71分にプリプのゴールで1点を返すのがやっと。81分にはレバンドフスキに6点目を決められ、そのまま試合は終了した。レバンドフスキはこの日のゴールで11試合連続ゴールと、自己記録を更新した。



マインツ 1-2 ハンブルガーSV


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前節の終了時点で8位のマインツは、本拠地で同11位のハンブルガーSVに1-2で敗れた。

前半は両チームともにミスが多く、中盤での攻防が続く。大きなチャンスを作れないまま0-0で後半を迎え、ついに試合が動いたのは61分。ハンブルガーSVの司令塔ファンデアファートが絶妙なスルーパスを出すと、韓国代表FW孫(ソン)が巧みに合わせた。シュートはクロスバー下側に当たりながらもゴールラインを割り、先制点となる。ハンブルガーSVは81分、孫のこの試合2点目、今季通算11点目となるゴールでリードを広げる。マインツは86分にFWパーカーの技ありループシュートで1点を返すも、あと一歩およばず。2連敗を喫した。ハンブルガーSVは4戦ぶりの勝利で、来季でのEL出場権獲得へ望みをつないだ。