名門ユベントスにアウェーで完封勝利

欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦が4月10日、各地で行われ、バイエルンは敵地でユベントス(イタリア)に2-0で勝利。第1戦との合計結果を4-0とし、2年連続での4強入りを決めた。9日にマラガを下したドルトムントに続いて、ドイツから2チームが準決勝へ進出することとなった。

バイエルンは6日にリーグ優勝を決めたばかり。CLでもユベントスとの準々決勝第1戦を2-0で制しており、4強入りに向け有利な条件で臨んだ。しかし、序盤は本拠地での大逆転を狙うユベントスの攻撃的なサッカーを前に、なかなかリズムに乗れない。押し込まれる時間が続き、得意のポゼッションは封じられた。

時間の経過とともに落ち着きが出てくるが、23分にはひとつ目の危機を迎える。DFラームがペナルティエリアの際でマルキージオを倒し、嫌な位置でFKを与えた。キッカーのピルロが放ったシュートは、すさまじい勢いでゴール左隅へ襲い掛かる。守護神ノイアーが素晴らしい反応で間一髪ゴールを守ったが、あわや失点の危ない場面だった。ユベントスは27分にも右サイドで裏へ抜けたMFポグバが、GKノイアーとDFラインの間を通す絶妙なクロス。味方に合わなかったが絶好機を演出した。

前半終盤に差し掛かったところで、バイエルンは徐々に形勢を立て直す。まずは32分、FWマンツキッチがロングパスをペナルティエリア前へ落とし、MFミュラーが強烈なミドルシュートで反撃の狼煙を上げると、39分にはDFアラバがコーナーキックからのこぼれ玉をダイレクトで蹴り込み、ユベントスゴールに迫った。前半はどちらも譲らず、0-0で折り返す。

後半も激しい攻防が繰り広げられるが、ゴールにより近づいたのはバイエルン。57分、カウンターからロッベンが得意の左足で、左ポスト直撃の惜しいミドルシュートを放った。64分にはついに試合が動く。右サイドで獲得したFKをシュバインシュタイガーがゴール前に蹴り込むと、マルティネスが右足を伸ばしてボレー。これはGKブッフォンに阻まれるが、詰めていたマンツキッチが頭で押し込んだ。

この時点で合計結果を3-0としたバイエルンの勝利はほぼ確実に。後半ロスタイム1分には、累積警告で次節欠場が決まったマンツキッチに代わってピッチに立っていたピサロが加点し、2-0で第1戦に続く完封勝利を果たす。ドルトムント、レアル・マドリード、バルセロナの名だたる強豪とともに4強入りを果たした。

試合後、先制点を奪い取ったマンツキッチは「難しい試合になることは分かっていた。激しいマークを受けたが、チームのためならそれも喜んで我慢する」を満足げに話し、「目標を達成するためには、この調子で試合をして強豪相手にも勝たなければならない。覚悟はできている」と準決勝に向けて意気込んだ。

好セーブで完封に大きく貢献したGKノイアーは「クレバーな戦い方で、あわてなかった。最初から試合をコントロールしていたし、ペナルティエリア前からのFK以外は危ないシーンはなかった。勝つべくして勝ったわけで、誇りを持ってもいい。うれしい」と喜んだ。抽選の結果次第で準決勝の対戦相手がドルトムントになる可能性については、「それについてはどうしようもない。まずは抽選の結果を待つ」と落ち着いた様子だった。

準決勝の組み合わせ抽選は、12日にスイスのニヨンで行われる。