CL出場権獲得へ 敵地でブレーメンを相手に連勝狙う

ブンデスリーガ第28節2日目は4月6日、日本代表MF乾貴士の所属するフランクフルトが本拠地で優勝目前の首位バイエルンと対戦するほか、各地で次の5試合が行われる。

フランクフルト対バイエルンの見どころへ



ブレーメン 対 シャルケ



日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは敵地でブレーメンと対戦する。前節ホッフェンハイムに快勝し、CLプレーオフ出場権を得られる4位に浮上したシャルケは、下位に沈むブレーメンをしっかりと叩いて、この順位を守りたい。しかし、ケラー監督は「ブレーメンを評価するのは難しい。素晴らしいプレーを見せるときもあれば、そうでない時もある。特に彼らの攻撃陣は非常に危険だ。高いクオリティを備えている」と警戒している。4月4日の練習で右太腿部に軽い肉離れを負ったバルネッタは欠場が確定。さらにフンテラー、パパドプロス、ウナーシュタル、オバジ、ジョーンズ、アフェライが負傷離脱中。ホッフェンハイム戦でフル出場の内田は、今節でも先発出場が濃厚だ。

一方、下位から脱出を図りたいブレーメンは、主力選手のシュミッツ、フリッツ、ユヌゾビッチの3人が欠場する。シャーフ監督は「シャルケは非常にコンパクトなチーム。彼らはボールを奪うと素早い攻撃を仕掛けてくる。シャルケはどのポジションにもいい選手を揃えている。我々はいいポジショニングを取り、お互いにカバーしあわなければならない」と話した。



レーバークーゼン 対 ウォルフスブルク



日本代表MF細貝萌が所属するレーバークーゼンは本拠地に同MF長谷部誠が所属するウォルフスブルクを迎える。

第27節デュッセルドルフ戦を4-1で勝利し、連敗を2で止めたレーバークーゼンは、ホームで連勝を狙う。前回対戦した第11節ではウォルフスブルクに1-3で敗れているだけに、今回は本拠地でリベンジといきたいところだ。前節もゴールを挙げ、得点王争いに加わっているキースリングの働きに期待がかかる。前節久しぶりに出場機会を得た細貝は(88分から途中出場)、今節もベンチから出場機会をうかがうことになりそうだ。レバンドフスキ監督は「デュッセルドルフ戦で勝利したのは、チームにとって重要だった。(ウォルフスブルク戦は)とてもやりにくい、難しい試合になると思うが、チーム一丸となって戦えば、勝つことができると思う」とチームへの信頼を口にしていた。

一方ウォルフスブルクは前節、ホームでのニュルンベルク戦で手痛い引き分け。先制したものの、相手に反撃を許してしまい、2点のリードを守り切れなかった。気持ちを切り替えて今節に臨みたいが、難しい試合になりそうだ。今季は第11節(3-1)、DFB杯ベスト16(2-1)とレーバークーゼンに2連勝しているが、ウォルフスブルクはレーバークーゼンにアウェーで勝利したことがない(12敗3分)。また、主力MF ビリーニャの欠場が決まっている。長谷部は今節も右サイドバックとしての先発出場が濃厚だ。ヘッキング監督は「レーバークーゼンはCL出場を要求されているチームだ。(うちは)90分間集中したパフォーマンスを発揮しなければならない。少しの隙も見せてはならない」と気合を入れていた。



ドルトムント 対 アウクスブルク



前節、シュトゥットガルトとの激しい試合を制した2位ドルトムントは、本拠地で16位アウクスブルクと対戦する。3日に行われたCL準々決勝第1戦のマラガ戦では、優位に試合を進めながらも、あと一歩の詰めが甘く、0-0の引き分けに終わった。9日に行われるホームでの第2戦に向けて勢いをつけるためにも、集中してこの試合に臨みたい。リーグタイ記録となる9試合連続得点中のFWレバンドフスキが、記録更新できるかにも注目が集まる。クロップ監督は「観客はゴールフェスティバルを期待するかもしれないが、我慢が要求される試合になる。アウクスブルクは後半戦、素晴らしいサッカーを見せている」と気を引き締めていた。

その後半戦で好調のアウクスブルクだが、主力のMF具滋哲(ク・ジャチョル)が3月26日に行われた代表戦で負傷し、離脱中。チームはその影響もあり、前節はホームでハノーファーに痛い敗戦を喫した。また、対ドルトムントの戦績は2敗1分とまだ勝ったことがない。しかし、1部残留が確実になる15位デュッセルドルフまでの勝ち点差を広げられないためにも、なんとか引き分けには持ち込みたい。ワインツィアル監督は「勇気を持ってドルトムントに乗り込み、何かを手にして戻ってきたい。トップレベルのチームを相手にするためには、我々のトップパフォーマンスを引き出さなければならない」と積極的な姿勢を要求していた。



ハンブルガーSV 対 フライブルク



前節、首位バイエルンを相手に2-9と叩きのめされたハンブルガーSVは、本拠地でなんとか立て直しを図りたいところだ。欧州リーグ出場権が得られる6位マインツまでの勝ち点差はわずかに1で、CLプレーオフ出場権が得られる4位シャルケとの差も4と決して大きくない。差を縮めるチャンスは十分あるだけに、落ち込んでいる暇はない。フィンク監督は「チームは今週、積極的に良いトレーニングを積んだ。フライブルク戦では1対1の競り合いを制し、強い決意とチームワークで戦う」と力強く話していた。

一方、フライブルクは前節ホームで難敵メンヘングラートバッハを2-0で下している。特に、2試合連続で5失点していた守備陣が踏ん張り、無失点で勝利したことは大きい。今季ここまで、アウェーでの戦績はよくはないが、なんとか勝ち点を獲得し、安定した戦いぶりを取り戻したいところだ。シュトライヒ監督は「前節の結果は関係ない。ハンブルクは非常に積極的に豊富な運動量で立ち向かってくるだろう」と気を引き締めていた。



メンヘングラートバッハ 対 フュルト



前節でフライブルクに敗れ、8位に順位を落としたメンヘングラートバッハは、最下位フュルトとの一戦は確実に勝ちたいところだ。欧州リーグ出場権を巡る争いは拮抗しており、格下相手の取りこぼしは大きな痛手となる。今季ここまでメンヘングラートバッハは、昇格チーム(フランクフルト、デュッセルドルフ、フュルト)相手に4勝1分と負けなしだ。DF シュトランツルが出場停止だが、ベテランDF ブラウワーズが穴を埋めることになるだろう。ファーブレ監督は「フュルトと対戦するのは簡単なことではない。ホームでは問題があるが、アウェーでは非常に組織だったサッカーを見せている。それでももちろん我々は勝利を手にしたい」と勝ち点3への意欲を口にした。

一方のフュルトは前節、上位につけるフランクフルトを相手に粘りは見せたが、勝ち点を手にすることはできなかった。闘争心と頑張りはあるが、それだけではゴールに結びつかない。集中力を切らさずに守り、攻撃ではジュルジッチ、サララーと前線にいる好選手を上手く生かせるかが鍵になりそうだ。クラーマー監督は「ボルシアはすべての選手がチームのためにプレーする。前線には個人技を備えた選手がいる。我々にとっていい挑戦となる」と試合への思いを語っていた。