ギスドル新監督の手腕が問われる一戦

ブンデスリーガ第28節は4月5日、日本代表MF宇佐美貴史が所属するホッフェンハイムとFWが所属するデュッセルドルフの対戦で幕を開ける。

ホッフェンハイム 対 デュッセルドルフ



降格圏から脱出したい17位ホッフェンハイムと、降格圏との距離を広げたい15位デュッセルドルフが、1部残留を懸けて直接顔を合わせる。

ホッフェンハイムは2日、不振に苦しむチームを救うべく第18節から指揮を取ったが、2勝6敗2分という戦績で順位を上げられなかったクアツ監督を解任後任にギスドル氏を迎え、心機一転を図る。「まだ1部残留の現実的なチャンスはある」と巻き返しに燃える新監督は就任会見の場で、「誰にでもチャンスが与えられる、誰でも同じ」と、現在のレギュラーを白紙に戻す意向を示した。

失点の多さに目をつけたクアツ前監督は守備力を徹底的に強化することで、前節シャルケ戦で3失点するまでは、平均で1試合当りの失点を1点以下に抑えることに成功していた。しかし、その副作用で攻撃力が大幅に低下。10試合でわずか7点しか取れず、2部降格圏からの脱却を実現することはできなかった。ギスドル新監督はどのようなサッカーで残留を目指すのか。この試合でその方向性が示されることになる。

また、このところ出場機会が減っていた宇佐美。前節を終えてのインタビューでは、交代枠が1つ残っていたにもかかわらず、ピッチに立つ機会を与えられなかったことに悔しさを滲ませた。監督交代でレギュラー争いが振り出しに戻った今こそ、定位置獲得に名乗りを上げたいところだ。

ギスドル新監督は4日の記者会見で「3、4日練習しただけで、大きな変化を望むことはできない。まずは選手が下された指示を実践していくのが見たい」とコメント。また、「これに勝てば残留決定、負ければ降格決定というような試合をあえて設定することはしない」と、今回のデュッセルドルフ戦が最後のチャンスであるという見方を否定した。

対するデュッセルドルフは直近の5試合で3敗2分と白星がなく、2部との入れ替え戦に回る16位アウクスブルクとの勝ち点差は5まで縮まった。今回は敵地での対戦となるが、アウェーでの弱さが課題となっており、第26節でウォルフスブルクと引き分けるまでアウェー5連敗。白星のない期間で見れば、9月25日のフュルト戦から実に6ヶ月以上勝利していない。

今回も下位相手とはいえ厳しい戦いになることが予想される。ただ、1部残留を争うライバルに勝ち点3を与えることだけは、なんとしても避けたい。大前は肋骨の怪我で、前節レーバークーゼン戦を欠場した。復帰の時期は明らかにされておらず、今節でもベンチ入りはしない見込みだ。

マイヤー監督は4日の記者会見で「ホッフェンハイム戦は非常に重要な試合になる。シーズンも終盤に差し掛かってきた。この試合はうちにとって(残留争いの)ライバルに差をつけるチャンスだ」と試合の重要さを強調。続けて「新監督が何か新しいことをしてくる可能性は十分にある。ホッフェンハイムはおそらく積極的に攻めてくるだろうが、まずはしっかりバランスをとることに気を配るのでないかと思う」と相手の出方を予想した。