フランクフルトは7戦ぶり白星

ブンデスリーガ第27節最終日は3月31日、2試合が行われ、日本人選手の所属する3チームが登場した。

フュルト 2-3 フランクフルト



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日本代表MFが所属するフランクフルトは、敵地で最下位フュルトと対戦し、3-2で勝利した。乾は左サイドの攻撃的MFでフル出場。序盤から軽快な動きでチームの攻撃にアクセントを加え、13分には昨年12月15日の第17節ウォルフスブルク戦以来となる今季6点目を決め、試合を振り出しに戻した。その後もうまくフリーでボールを受け、効果的なスルーパスを何度も通すなど、チームの勝利に大きく貢献した。

ここ6試合でわずか1得点と、得点力不足に悩むフランクフルトのフェー監督は、FWを3試合ぶりに先発で起用し、攻撃陣のテコ入れを図った。

今季昇格チーム同士の試合は、いきなり動く。2分、フュルトはCKからFWがヘディングでゴールを決めた。序盤、フランクフルトは相手の早いプレッシャーに手を焼くが、徐々にリズムをつかんでいく。13分、FWからのパスをペナルティエリア左外で受けた乾が、ドリブルで中に持ち込み右足シュートを決めた。同点に追いついたフランクフルトは優勢的にゲームを進め、39分にはラキッチがフリーでヘディングシュートを放ったがわずかに外れた。

後半に入り一気に逆転を狙いたいフランクフルトだが、ミスパスが多くなかなかチャンスを作れない。58分にようやく右サイドをうまく崩すと、最後はフリーのMFがシュートを放ったが、ゴール上に外れた。しかしそのわずか1分後、DFのセンタリングをファーサイドで受けたMFが、逆転ゴールを決めた。

1点を追う立場となったフュルトは反撃を試み、何度か惜しいシーンを作る。しかしフランクフルトは集中した守備でこれに対抗、69分にはフュルトDFのミスパスからカウンターを仕掛けた。乾のドリブル突破は相手DFにクリアされるが、そのこぼれ球をマイヤーがダイレクトでゴールに叩き込んだ。マイヤーの9試合ぶり今季13得点目となるゴールで試合は決まったかと思われたが、ここからフュルトも粘りを見せた。72分にはFWが強烈なミドルシュートを決め、1点差に迫った。さらに75分、ジュルジッチが抜け出して放った強烈なシュートは右のポストを直撃。フランクフルトは選手交代で守備を固めると1点差を守りきり、実に7試合ぶりとなる白星をあげた。目標としていた勝ち点40をようやく突破した。

フル出場した乾は試合後「勝つのはやっぱり気持ちいいですね。(ゴールのシーンは)良いボールが来たし、最初だったんでシュートを打とうと考えていました。でも、それ以外は良くなかったんで。もっと点を取れる場面もありましたし。納得いくプレーかというと、そうではなかったです」と久しぶりの勝利を噛みしめながらも、反省を忘れなかった。



ウォルフスブルク 2-2 ニュルンベルク



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日本代表MFが所属するウォルフスブルクは日本代表MFとMFが所属するニュルンベルクを本拠地に迎え、2-2で引き分けた。長谷部は右SBでフル出場、清武はトップ下でフル出場し、金崎は89分からプレーした。

昨年12月までニュルンベルクの指揮を執っていたウォルフスブルクのヘッキング監督。古巣との対戦にあたり、お馴染みの4-2-3-1に代えて、中盤にひし形を置く4-4-2で臨んだ。試合は開始3分、ウォルフスブルクの司令塔がペナルティエリア手前からのFKを直接決め、早々に動く。これに対し、好調のをトップに置いたニュルンベルクも5分、同選手が清武の絶妙なスルーパスに合わせてDF裏へ飛び出し、決定的チャンスを迎える。しかし、放たれたシュートはゴールのわずか左に外れ、追いつくことはできなかった。ここからしばらく動きのない状態が続き、27分、ウォルフスブルクのFWが状況を打開する芸術的なミドルシュートを放つ。ペナルティエリア手前右でパスを受け、マークが緩くなった瞬間を見逃さなかった。シュートはゴール左に吸い込まれ、チームに貴重な追加点をもたらした。

ニュルンベルクは0-2で迎えた後半、猛攻を仕掛ける。開始直後から次々にシュートチャンスを作ると、56分には守護神ベナーリオの好セーブに阻まれるも、エスワインが見事なコンビネーションからゴール前に抜け出しシュート。ついにウォルフスブルクのゴールネットが揺れたのは61分。ゴールから30mの位置にポジションを取っていたMFが、クリアボールを豪快にボレー。力強いシュートが突き刺さり、1点差まで追い上げる。これで勢いづいたニュルンベルクは5分後の66分、清武のFKからニルソンが押し込み、同点に追いついた。結果、この清武の2戦連続、今季9つ目となるアシストから生まれたゴールが、この試合最後の得点となり2-2のまま終了。勝ち点1を分け合った。