本拠地にホッフェンハイムを迎えたシャルケは、序盤から攻め込んだ。競り合うのはバストス(右)とオクス(左)
本拠地にホッフェンハイムを迎えたシャルケは、序盤から攻め込んだ。競り合うのはバストス(右)とオクス(左)

シャルケ快勝

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ホッフェンハイムに3-0、内田はフル出場

シャルケ 3-0 ホッフェンハイム

ブンデスリーガ第27節は3月30日、各地で7試合が行われた。

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日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは本拠地に日本代表MF宇佐美貴史が所属するホッフェンハイムを迎え、3-0で快勝した。内田は右サイドバックでフル出場した。宇佐美はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

序盤から猛攻をかけたのはシャルケ。9分にはファルファンが決定的なチャンスでシュートを外すも、絶え間なくホッフェンハイムゴールに迫った。しかし、ゴール前での精度を欠いたことで、前半45分でゴールネットを揺らすことはできず。0-0で前半を折り返し、ホッフェンハイムにとっては幸運とも言える内容となった。

後半もしばらく均衡状態が続く。しかし、シャルケはジョーンズの代役として攻撃的MFで先発したヘーガーが71分に先制点を奪うと、63分に投入されたFWラファエルが79分に追加点を決めた。また、フィンランド代表として22日のスペイン戦で貴重なゴールを決め、29日に23歳になったFWプッキも74分に投入さされ、83分にダメ押しゴール。一挙に3-0まで突き放した。

内田はチーム最多の84回のボールタッチ、5本のクロスをマーク。得点にこそ絡まなかったが、フル出場で無失点勝利に貢献した。

この勝利でシャルケは、翌31日に試合を控えるフランクフルトを抜き去り、来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)予選出場権が得られる暫定4位に浮上。シャルケの無失点は0-0で引き分けた1月26日(第19節)のアウクスブルク戦以来、無失点勝利となると昨年10月27日(第9節)のニュルンベルク戦以来、ブンデスリーガでは実に16試合ぶりのことだ。

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デュッセルドルフ 1―4 レーバークーゼン


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大前元紀デュッセルドルフは、ホームで日本代表MF細貝萌が所属する上位レーバークーゼンと対戦した。大前は肋骨負傷のためメンバー外、細貝は試合終了間際の88分に投入された。

レーバークーゼンは22分、得点王争いをするキースリングが今季17ゴール目となるPKを決めて先制。そのまま試合をコントロールするが、42分にシュバープのオウンゴールでみすみす同点弾を献上する。どちらもテンポの早い攻めをみせるも、1-1のまま前半が終了。レーバークーゼンは62分、シュアレがゴールを決めて2-1と勝ち越す。シュアレは84分にも追加点、88分にはキースリングもこの日2ゴール目を決めるとレーバークーゼンが4-1とし、試合を決めた。

レーバークーゼンは、アウェーでは昨年11月28日の第14節ブレーメン戦以来の白星。来季のCL本選出場権が得られる3位の座を堅守した。

ベンチスタートだった細貝は4-1とリードが開いた直後、チーム3人目の交代で投入された。リーグ戦では2月9日のボルシアMG戦以来6試合ぶり、公式戦では右サイドバックで先発した同14日の欧州リーグ以来の出場。「コンディションは悪くなかったから、監督が使ってくれたのだと思う」と話した。出番が少ないため去就も話題に上るが、今夏の移籍については「自分ひとりでは決められない」と明言を避けた。


アウクスブルク 0-2 ハノーファー



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日本代表DF酒井宏樹が所属するハノーファーは敵地でアウクスブルクを2-0で下した。酒井はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

前半、ハノーファーはアウェーでの弱さを露呈した。下位チームを相手に主導権を握られる流れとなり、得点の可能性を感じさせるチャンスを作れたのはわずか1度。逆に、アウクスブルクはDFカルセンブラッカーとFW池(チ)を中心に攻撃を組み立て、ハノーファーの守備陣を翻弄した。

0-0で迎えた後半、来季での欧州リーグ出場権を狙うハノーファーが巻き返す。61分、ペナルティエリア内での混戦からラウシュが今季初ゴールを押し込み、先制点をもたらす。このままアウクスブルクに反撃を許さず、90分にラウシュが今日2点目を決めると試合終了のホイッスルが鳴った。ハノーファーは4戦ぶりの勝利を収め、アウェー戦での弱いイメージを払拭した。


マインツ 1―1 ブレーメン


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ホームにブレーメンを迎えたマインツは、開始12秒でFWソロイが先制ゴールを決める。マインツは今季最速の得点で、そのままリズムに乗るかと思われたが、その後は好機を作り出せないまま後半へ突入する。ブレーメンも後半、維持の反撃。69分にハントのゴールで同点に追いつく。その後はどちらも得点できず、勝ち点1を分け合った。


フライブルク 2―0 メンヘングラートバッハ


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フライブルクはホームでメンヘングラートバッハと対戦した。前半はフライブルクペースで進み、メンヘングラートバッハはコンパクトなサッカーでチャンスを狙うが、前線でのパスミスが多くどちらも無得点のまま前半を終える。後半に入ると、徐々に攻撃にテンポが出始めたフライブルクが69分、来季メンヘングラートバッハに移籍が決まっているクルーゼのゴールで待望の先制。フライブルクは90分にもクルーゼが決め、2-0で勝った。