30日に優勝決定の可能性も

今季、開幕から首位をひた走るバイエルン。後半戦に入ってからも勢いは衰えることを知らず、それどころか前半戦を上回るペースで勝ち点の山を築き上げている。さらに前節では今季のハイライトとも言える一戦を勝利で飾った。今シーズンで唯一の敗戦(22勝1敗3分)を喫した相手であるレーバークーゼンとの接戦を制し、見事に9連勝をやってのけたのだ。これで2位ドルトムントとの勝ち点差は20まで広がった。チームからは無冠に終わった過去2年の雪辱を晴らすかのような気迫が出ており、タイトルへの執着心が燃え滾っている。

ここ数週間のリーグ戦では確かに苦しんだ面もあるかもしれない。1点差での辛勝が3試合続いている。欧州チャンピオンズリーグではアーセナル戦での黒星もあった。ロッベンはレーバークーゼン戦を終えて、「このような状況は安全とは言えない。2位と大差がついているからといって、よそ見をしてはいけない。ここからの数週間は集中力を維持する必要がある」と、警戒心をあらわにした。

条件はバイエルンが勝ち、ドルトムントが勝たない

しかし、もはやバイエルンのリーグ制覇を疑う声はない。現に、カウントダウンは始まっている。早ければ30日の第27節にも、優勝が確定する。条件はバイエルンが勝ち、ドルトムントが勝たなかった場合だ。この時、7試合を残して、両チームの勝ち点差は22もしくは23となる。つまり、仮に第28節からバイエルンが全敗、ドルトムントが全勝したとしても、バイエルンの優勝は揺るがないのだ。なお、バイエルンが第27節で優勝を決めれば、ブンデスリーガ史上最速という記録のおまけまでついてくる。これまでの最速記録は1972/73年と2002/03年シーズンにバイエルンが打ち立てた第30節だ。

30日、バイエルンは本拠地にハンブルガーSVを迎える。優勝をホームスタジアムで祝いたい選手は、いつも以上の集中力で試合に臨むことになるだろう。勝利は堅い。一方、奇しくもバイエルン優勝の鍵を握ってしまったドルトムントの対戦相手は日本代表FWと同DFが所属するシュトゥットガルト。ドルトムントは前節、フライブルクを5-1で下している。フランクフルト戦でようやく公式戦4連敗から抜け出したシュトゥットガルトを叩くのは、アウェーといえども決して無理なことではない。

30日の優勝が決定する確率は五分五分と言うことができるだろうか。いずれにせよ、バイエルンはここから毎試合、優勝と隣り合わせの時間をピッチ上で送ることになる。