降格争いが続くホッフェンハイムは気持ちを全面に出したプレーで試合の主導権を握ったが、勝利には結びつかなかった
降格争いが続くホッフェンハイムは気持ちを全面に出したプレーで試合の主導権を握ったが、勝利には結びつかなかった

清武 3点目をアシスト

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ニュルンベルク、シャルケ下して連勝

ニュルンベルク3-0シャルケ



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日本代表MFとMFが所属するニュルンベルクは本拠地に日本代表DFのシャルケを迎え、3-0で快勝した。ニュルンベルクは2連勝、ホーム無敗記録を10に延ばした。

序盤ペースを掴んだのはシャルケだった。守備を固めるニュルンベルクのゴールにじわじわと迫り、24分にはドラクスラーがポスト直撃のシュート。しかしニュルンベルクはこの時間帯を凌ぐと、31分にのゴールで先制。後半、同点ゴールを狙うシャルケは攻勢に出るが、ニュルンベルクの強固な守備を崩し切れなかった。逆にニュルンベルクは69分にエスワインが2試合連続となるゴール。さらに87分、清武のパスにフリーで抜けだしたフランツが落ち着いてゴールを決め、ダメ押しの3点目を挙げた.

清武はトップ下のポジションで先発フル出場し、チームの3得点目をアシスト。68分にはゴール前で絶好のシュートチャンスを得たが、GKのファインセーブに防がれた。71分にもカウンターの起点となり、チャンスを演出。金崎はベンチ入りしたが、出場機会は訪れなかった。リーグの前節ドルトムント戦、CL対ガラタサライと2試合連続アシストを決めた内田は、今節先発を外れ、出場はなかった。



ホッフェンハイム 0-0 マインツ



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日本代表MF宇佐美貴史が所属し、前節を終え17位のホッフェンハイムは本拠地で7位のマインツと対戦し、0-0で引き分けた。宇佐美は60分から右MFでプレーした。

前節を4連敗から脱する勝利を挙げ、勢いに乗りたいホッフェンハイムは、この試合でも集中したプレーを見せる。16分、セットプレーからゴールをかすめるシュートを許すも、26分にはMFフォラントがペナルティエリア内でこぼれ球をシュートに持ち込むなど、得点の可能性を感じさせた。

前半が0-0のまま折り返し、後半も締まった試合となる。ホッフェンハイムが52分、58分に好機を作ったかと思えば、マインツも73分、74分にゴールまであと一歩という攻撃で応戦し、両者一歩も譲らない好ゲームが続く。どちらが先に得点するかという緊張感に包まれたが、結局最後まで均衡は破られず、0-0で引き分けた。



レーバークーゼン 1-2 バイエルン



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日本代表MFが所属し、第25節を終え3位のレーバークーゼンは、本拠地で首位をひた走るバイエルンに1-2で敗れた。この勝利で、バイエルンはリーグでの連勝を9に延ばした。細貝はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

今季リーグで唯一バイエルンに土をつけているレーバークーゼンだが、序盤から主導権を握られてしまう。序盤は粘り強い守備で踏ん張るも、39分、この日バイエルンの先発メンバーに名を連ねたFWに先制ゴールを許す。前半は攻撃でもほぼいいところがなく、36分にのミドルシュートが炸裂した場面をのぞいては、GKノイアーの守るゴールに迫ることはできなかった。

追加点が欲しいバイエルンはロッベンが何度かゴール前に迫るが、最後のところで精度を欠きリードを広げられずにいる。するとレーバークーゼンが75分、CKから流れてきたボールをが押し込んで同点に追いついた。俄然勢いが出てきたレーバークーゼンに対し、バイエルンは勝ち越し点を狙い猛攻を仕掛ける。勝負が決まったのは終了間際の87分、のFKがの肩にあたり、そのままゴールに吸い込まれた。

レーバークーゼンの粘りも虚しく、バイエルンが辛勝。優勝に向けてまた大きな一歩を踏み出した。



ハンブルガーSV 0-1 アウクスブルク



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司令塔ファンデアファートが試合直前の発熱で欠場したハンブルガーSVは、開始8分にセットプレーから痛恨の失点。FKからのクロスに頭で合わせたDFが自身の今季初得点を決め、先制点が生まれた。ここから主導権は徐々にハンブルガーSVに移っていったものの、今季11得点で本来は決定力の高いFWルドネフスが精彩を欠く。2度にわたって完璧なクロスを受けながらもシュートし損ね、同点のチャンスを逃した。

後半、アウクスブルクは危なげない試合運びで1点を守りきり、貴重な勝ち点3をつかんだ。前半戦でわずか1勝に終わったチームは、後半戦ですでに4勝を挙げる快進撃を続けている。着々と勝ち点を積み上げ、残留争いのライバルである17位ホッフェンハイムとの勝ち点差は4に広がった。



ブレーメン 2-2 フュルト



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フュルトのクラーマー新監督にとってデビュー戦となったこの試合。最下位に沈むフュルトは、敵地で予想を覆す善戦を見せる。前半はコンパクトな守備でブレーメンにシュートの機会を与えず、攻撃でも2度決定的なチャンスを作り出した。決定力を欠き、結局ゴールには至らなかったが、後半に期待が持てる内容で更衣室に下がる。

しかし後半、先制したのはブレーメン。ピッチに送り込まれて間もないMFが47分、ドリブル突破で誘発したファウルからPKを勝ち取り、自ら決めた。苦しくなったフュルトだが、ここから粘りを見せて56分と62分に、それぞれMFフュルストナー、MFが決め一気に試合をひっくり返す。しかし、このまま勝ちきれないのが最下位から抜け出せないフュルト。70分、またもやハントにPKから得点を許し、クラーマー新監督の初陣を勝利で飾ることはできなかった。


ドルトムント 5-1 フライブルク



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第25節を追え2位のドルトムントは本拠地に8位のフライブルクを迎え、5-1で快勝した。先手を取ったのは意外にもアウェーのフライブルク。28分、左サイドでボールを受けたクルーゼが、ファーサイドに走りこんだシュミードにセンタリングを合わせ、先制点が生まれた。しかし、ホームのドルトムントは慌てることなく攻撃を組み立て、フライブルクゴールを何度も脅す。そして41分、レバンドフスキが待望の同点ゴールを決めると、44分にシャヒン、46分にまたしてもレバンドフスキと、5分間で怒涛の3ゴールを決め、あっさりと逆転に成功。

後半も流れは変らず、74分にシャヒンがこの日2点目のゴールを奪い、78分には途中出場のビッテンコートがダメ押しの5点目を押し込んだ。レバンドフスキは8試合連続となる得点で、今季19点目を挙げた。フライブルクは前節ウォルフスブルク戦の5失点に続き、2試合連続の大量失点。次節以降への影響が懸念される内容の敗戦となった。