第25節は3月10日、次の2戦で幕を閉じる。

ハノーファーフランクフルト



前節で敗戦を喫した2チームの一戦。どちらも全力で連敗阻止にかかるだろう。第8節での対戦では、本拠地のフランクフルトが試合を終始コントロール。3-1で快勝している。しかし本節の舞台となるハノーファーでは、フランクフルトは1987年11月14以来、実に25年間白星を挙げていない。

日本代表DFが所属するハノーファーは、リーグ戦ではホーム5連勝と本拠地での強さが際立つ。第23節では、ハンブルガーSVを相手に5得点する攻撃力を見せた。なかでもFWジュフは、出場したホーム15試合で14得点を挙げる決定力を持つ。本節では左足の痛みのため出場が危ぶまれているが、同選手の出場の可否は試合の結果を左右する要因になりそうだ。酒井は後半戦、第22節ニュルンベルク戦でのフル出場が唯一のリーグ戦出場となっている。本節もベンチから出場機会をうかがうことになりそうだ。

対するのフランクフルトは、順風満帆だった前半戦に比べると行き詰っている感がある。開幕から7試合で獲得した勝ち点数を前半戦と後半戦で比べると、それぞれ16点と8点となっており、その差は明らかだ。ここ4試合は攻撃陣が不振で無得点が続き、白星から遠ざかっている。本節では攻撃の要であるMFローデが警告累積で今季初めて欠場することになっており、その穴をどう埋めるかはフェー監督にとっては悩みどころだ。第一候補としてはMFツェロッツィの名前が上がっている。陣形が前半戦で威力を発揮した4-2-3-1になるか、後半戦で新しくバリエーションに加わった中盤にひし形を置く4-4-2になるかは明言されていない。いずれの場合も、乾は左サイドハーフで先発する見込み。

フェー監督は8日の記者会見で、4試合連続で無得点に終わっていることについて、「もちろん多くの決定機を作っているのに、ボールがゴールに入ってくれないのは残念なこと。だが、無得点という点に関しては心配していないし、それで選手にプレッシャーをかけることもない。サッカースタイルには問題ないのだから、得点はいずれ入る」と余裕を見せた。 フランクフルトは今季の目標として掲げている勝ち点40まで、あと2点に迫っている。リーチがかかって3週間になるが、そろそろ達成して頭を切り替えたいというのが選手の心情だろう。



シュトゥットガルトハンブルガーSV



過去19試合で1度も引き分けない同カード。第8節の対戦では、シュトゥットガルトがエース・イビシェビッチの1得点を守り、逃げ切りに成功した。

日本代表FWと同DFが所属するシュトゥットガルトは、7日の欧州リーグ(EL)ラツィオ戦から中2日で本節に臨む。2月14日、21日のELゲンク戦、そして同27日にもDFBカップを戦い、週に2試合をこなす過密日程が4週間続いている。選手の疲労蓄積が懸念される状態だ。

リーグ後半戦の成績は1勝5敗1分。18チームで最低という状況だが、前半戦では本節同様1勝で迎えたハンブルガーSV戦で2勝目を収め、そこから上昇気流に乗っている。今回のハンブルガーSV戦でも勝利できれば、悪い流れに終止符を打てるかもしれない。

酒井は右サイドバックで先発する見込み。岡崎は7日のラツィオ戦で3度ゴールに迫るプレーを見せ、得点の可能性を感じさせたが、8日はアキレス腱の痛みで全体練習に参加できなかった。10日の出場の可否は直前まで様子を見ることになりそうだ。さらに、ラツィオ戦で攻撃の起点となったMFマクシムは鼻の骨折で欠場確実、DFニーダーマイヤーも大腿部負傷で微妙な状況となっている。

ラバディア監督は7日のラツィオ戦を「ポゼッションとパス数ではうちが上回っていたが、ラツィオは経験の豊富さを見せた。これは見習う必要があるし、だからこそ今回は負けてしまったが、プラスになるだろう」と分析し、ハンブルガーSVについては「ハノーファー戦では大敗したものの、ここ数週間はいい試合をしている。難しい試合になるだろう。だが、うちは過去3試合ハンブルガーSVに勝っている。日曜はこれを4連勝に伸ばす」と意気込んだ。

対するハンブルガーSVは、前節で最下位フュルトにホームで引き分け、前々節ではハノーファーに1-5の大敗と苦い結果が続いている。しかし、第20節にドルトムントを4-1で下したように、時として驚くべき強さを見せるチームでもある。現時点では7位だが、4位との勝ち点差はわずか4と、さらなる順位向上も狙える位置につけている。懸念材料は、これまで得点源となっていたFW孫(ソン)とFWルドネフスのツートップがここ3試合で不発に終わっていること。両者の奮起が勝利への鍵を握ることになりそうだ。DFウェスターマンはふくらはぎの負傷で欠場する可能性がある。

フィンク監督は7日の会見で「無失点に抑えることが第一優先」と守備に重点