乾は先発、90分までプレー

第25節の最終日は3月10日、2試合が行われ、日本人選手の所属する3チームが登場した。


ハノーファー 0-0 フランクフルト



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日本代表DFが所属し、前節を終え10位のハノーファーは、日本代表MFの4位フランクフルトと本拠地で対戦し、0-0で引き分けた。乾は2試合連続で先発し、左サイドハーフとして90分までプレー。酒井宏は3試合連続で出場機会が得られなかった。

本拠地で5連勝中のハノーファーは、FWゾビアクとMFラウシュに代え、ジェフとパンダーを起用。しかし、前半は強みの攻撃が機能せず、決定機を作りだせない。対するフランクフルトは、警告累積で欠場したMFローデの代役としてが先発。中盤にひし形を置く4-4-2で臨み、ここ4試合で無得点という状況打破を狙った。最初のチャンスを作ったのは乾。22分にペナルティエリア内から放ったシュートが、GKを強襲しゴールへ向かうも、ここはDFシュルツが間一髪クリアする。乾は、この後も34分にゴール上方に外れるシュートを放ったほか、40分にはDFユングへの見事なスルーパスで決定的なチャンスを演出するなど、ハノーファーゴールを脅かした。

0-0で迎えた後半、両チーム得点が欲しいところだが、どちらも最後まで均衡を破ることはできず。無得点のまま引き分けとなり、ハノーファーは本拠地での6連勝を逃がした。フランクフルトは連敗こそ回避したが、5試合連続で無得点に終わった攻撃陣の不振は続く。



シュトゥットガルト 0-1 ハンブルク



日本代表DFと同FWが所属するシュトゥットガルトは、ホームでハンブルクと対戦し、0-1で負けた。随所でいい攻撃をみせたものの、今季通して深刻な問題となっている得点力不足を露呈。後半開始5分で喫した1失点が大きく響き、連敗を喫した。

週に2試合がすでに4週間続く過密日程をこなすシュトゥットガルトは、7日のEL決勝トーナメント2回戦第1戦で疲れのみえた酒井を先発から外し、代わって20歳のリューディガーを右サイドバックに起用した。同じく先週のELにフル出場した岡崎は、46分からトップ下で出場したがゴールはできず、チームに勝利を呼び込むことはできなかった。

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後半戦も残り9試合となり、順位的にも後がないシュトゥットガルトは、序盤から積極的に攻撃を仕掛ける。12分、中盤でフリーになったクビストがミドルシュートを放つが、これはGKの正面。16分には、がFKから直接ゴールを狙う左足シュート。しかしボールはDFをかすめるとバーに当たり、さらにGKに弾かれる。パスミスや1対1で簡単にボールを失うシーンもあるが、ハンブルクも攻めきれず、どちらも拙攻が続く。前半終了間際の43分、右サイドからペナルティエリア内へ切り込んでいったトラオレが鋭角から放ったシュートは、GKに弾かれる。直後の44分にはハーニクが左サイドから左足シュート。これも惜しくもGKが触れてコースが変わり、ゴールはならない。両チームチャンスらしいチャンスはつくりだせないまま、0-0で後半を迎えた。

何が何でも勝ち点3へのゴールが欲しいシュトゥットガルトは後半開始からホルツハウザーに代えて岡崎を投入、布陣を変更して得点を狙いにいく。46分、早々にビッグチャンスが訪れる。ゴール前でニーダーマイヤーがヘッドで右サイドへ送ると、タスキがヘディングシュート。しかしGKにキャッチされる。テンポよく攻め込み、得点の期待を感じさせたシュトゥットガルトだったが、50分、逆に先制を許す。右サイドを持ち上がったディークマイヤーがゴール前へ低い弾道のクロスを出すと、がダイレクトでシュート、ゴール中央へ蹴りこんだ。

ここからハンブルクペースで試合が進み、シュトゥットガルトは守備に追われる時間帯が続く。しかし69分には、岡崎の好クロスからイビシェビッチがヘディングシュートで絶好機を得るが、シュートはゴール左へ。結局シュトゥットガルトは、この日も決定力に欠け1点に泣く結果となった。

岡崎は試合後、「相手に賢い選手が3人ぐらいいて、それにチームがすごく苦しめられた。ハンブルガーSVは勢いだけで上がって来たのではないなと思った」と相手を称え、「色々な問題はあるが、今のチームに一番欠けてるのはバランス。自分がチームを勝たせたいと考えると、そのバランスを補ったうえで得点を狙っていかなければならない」と抱負を語った。