EL決勝トーナメント2回戦第1戦

欧州リーグ決勝トーナメント2回戦第1戦は7日に各地で行われる。日本代表DFと同FWのシュトゥットガルトは、まずは本拠地でラツィオ(イタリア)を迎える。ドイツ勢唯一の生き残りとして、ブンデスリーガの誇りをかけ、この一戦に臨む。


シュトゥットガルト 対 ラツィオ

今季リーグ戦では第24節を終えて11位と、不調から脱することができていないシュトゥットガルト。欧州リーグでも好不調の波が激しく、綱渡りのような危ない試合をしたかと思えば、岡崎・酒井のアベック弾が出たグループリーグのステアウア(ハンガリー)戦(2012年11月22日)や、決勝トーナメント1回戦第2戦の対ゲンク(ベルギー)では快勝するなど、“読めない”チームではある。人員的にはシーズン通して怪我人が続出し、決まりきった少ないメンバーでの戦いを強いられている。この試合でも主力のCBニーダーマイヤーが(2月27日)で負った大腿部負傷のため欠場が濃厚。第24節レーバークーゼン戦で代わりにCBを務めた、20歳のリューディガーが今回も代役を務める可能性が大きい。

得点力のなさはシーズン通して勝てない要因のひとつとなっているが、それに加えてエースストライカーのイビシェビッチがこの試合、累積警告により出場できない。6日の会見でラバディア監督が明かしたように、代役は後半戦から期限付き移籍してきたマケダが務める。ローマ出身のマケダは、16歳でマンチェスター・ユナイテッドに移籍するまでラツィオのユースチームに所属。凱旋ともいえる今回の対戦を「とても感情的だね」と語り、シュトゥットガルトでの先発デビューを心待ちにしている。

また、この試合で懸念されるのは、シュトゥットガルトの本拠地での弱さだ。ELでは5試合のホームゲームのうち、プレーオフ第1戦の対モスクワ(2012年8月22日)で1勝したのみ(アウェーでは3勝1敗1分)。

一方のラツィオはプレーオフから勝ち上がってきたチームだが、グループリーグは2勝1分で余裕の1位通過。決勝トーナメント1回戦もブンデスリーガのメンヘングラートバッハを2戦合計5-3で下し、特に2戦目は快勝で16強に駒を進めている。今大会はプレーオフから計10試合を戦い、6勝4分負けなしと、ここまで危なげなく勝ち進んできた。本戦で6試合に出場し5ゴールを決めているFWリボリ・コザークには要注意だ。ラツィオのドイツ勢とのアウェーでの対戦成績は、過去8試合で2敗2分と分が悪いものの、本拠地ローマでは1勝1敗と負けていない。

本拠地メルセデス・ベンツ・アレーナでのこの試合を、シュトゥットガルトは何がなんでも落とすわけにはいかない。まずはホームで先勝することが、ベスト8進出への条件だろう。どちらが勝っても、初の8強進出となる。