ブンデスリーガ第23節は24日、次の2試合で幕を閉じた。

19歳若手が昨季覇者を相手に同点弾



メンヘングラートバッハ 1-1 ドルトムント

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メンヘングラートバッハは、リーグ戦69試合に連続出場中だったMFアランゴ(今季5得点)が足首関節の負傷で欠場。さらに警告累積で出場停止のMFヘアマン(今季6得点)をも欠き、クラブ生え抜きの19歳、前節ハンブルガーSV戦でブンデスリーガ・デビューしたばかりのU20ドイツ代表MFが先発入り。対するドルトムントも同様、合わせて23得点を挙げているFWレバンドフスキとMFブワシュチコフスキを欠き、ゲッツェをワントップに置くなどの戦術変更を強いられた。

この日はドルトムントを勝ち点差1で追う3位レーバークーゼンが最下位フュルトと対戦するという日程。レーバークーゼンの勝利が濃厚であったため、ドルトムントは勝利しなければ3位転落が必至というプレッシャーの中で臨んだ。

均衡した展開となった序盤、高いポゼッションで攻撃的なサッカーをするドルトムントに対し、メンヘングラートバッハはボール奪取直後のカウンターから得点を狙った。8分、28分とドルトムントがシュートチャンスを作り、やや優勢かという流れで迎えた30分、MFロイスが絶妙なスルーパスで決定的なチャンスを演出する。ここはパスを受けたMFがGKに倒されPKを獲得すると、自ら決めてチームに先制点を献上した。この失点以降、メンヘングラートバッハは平常心を失ったかのように不用意なミスを繰り返し、反撃の機会を作れないまま前半終了。

ドルトムントの1点リードで迎えた後半、メンヘングラートバッハが持ち直す。55分にようやく今日1本目のシュートを放つと、62分にはCKから好機を作り、徐々に反撃体制に入る。再び試合が動いたのは68分、メンヘングラートバッハがカウンターの好機を見逃さなかった。自陣からのロングボールにMFウェントが追いつくと、左サイドから放たれた強烈なシュートはディフェンダーに当ってペナルティエリア中央にこぼれる。これを19歳のユネスがダイレクトで押し込み、試合を振り出しに戻した。

試合は1-1で終盤を迎え、このまま引き分けかという雰囲気になるが、ここから両チームが猛攻に出た。先にチャンスを作ったのはメンヘングラートバッハ。90分、ユネスに代わり投入されたU21ドイツ代表FWムラパがDFラインの裏で絶妙なスルーパスを受け、そこからGKバイデンフェラーを交わし、無人のゴールを目指しシュートした。だが決定的な場面だったにもかかわらず、ムラパがサイドネット外側に打ち込む痛恨のミス。勝ち越しの機会を逃した。ロスタイムの2分目、最後のチャンスはドルトムントに訪れた。ゲッツェの横パスにフリーのMFケールがゴール正面で合わせて当てるだけでゴールという場面だったが、シュートは枠外に。試合は1-1で終了した。



監督交代のフュルトが健闘



フュルト 0-0 レーバークーゼン

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日本代表MFのレーバークーゼンは21日に欧州リーグ決勝トーナメント1回戦第2戦でベンフィカ(ポルトガル)と対戦しており、当試合には中2日という過密日程で臨んだ。細貝はリーグ戦では2試合連続のベンチ外となった。


前半は疲れが影響してか、相手が最下位フュルトであるにもかかわらず、リズムに乗れずに苦しんだ。攻撃がようやく噛み合い始めたのは前半終盤。41分にカウンターからワンチャンスでFWが2本、FWシュアレが1本シュートを放つ絶好のチャンスを作り出した。ここは惜しくもGKの攻守に阻まれたが、43分には再び速攻からシュアレが、44分にもDFカルバハルがペナルティエリア内から惜しいシュートを放つなど、レーバークーゼンの優勢が明らかになった。

後半はフュルトが持ち直す。落ち着いた守備で点の欲しいレーバークーゼンに好機を作らせない。20日に解任されたビュスケンス前監督に代わって、この試合からフュルトの指揮を執るルートビヒ・プライス暫定監督は、67分までに3枚の交代カードを使い切る積極的な試合運びで、最後までチームの勢い保った。レーバークーゼンは何度かシュートまで持ち込んだものの、決定的なチャンスを作り出せず、両チーム無得点のまま試合終了。フュルトにとっては価値ある引き分け、レーバークーゼンにとっては痛恨の引き分けとなった。2位ドルトムント、3位レーバークーゼンという構図は変わらず。

フュルトのプライス暫定監督は初試合を終え、「負けなかったことは大きい。チームが全力を尽くしたなかで、2、3度あったチャンスを生かせなかったのは残念」としつつも、表情には満足感が溢れていた。